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10段コリニアとカーテンビームで比較実験 (2020/12/13 20:41:22)
先週製作した1.2Gのカーテンビーム試作一号を持ち出して10段同軸コリニアと比較してみた。
RFジェネレータとスペアナによる計測では6-7dB差で10段コリニアで一番強い場所を探すと、ほぼ差が無くなる。
これが先週の結果だった。さてフィールドではどうか?
【最終的な測定風景、10段コリニアの下にカーテンビームを取り付けた】
【測定開始】
都合よく山岳移動局が聞こえてきた。
最初は10段同軸コリニアをポールに上げて(給電点1.8m)水平位置で受信、受信局が聞こえてくるとSが最大になる位置にする。S5-6だ。
次にカーテンビーム(16エレ)をハンディ機に取り付けて同軸の減衰を最小にして受信する。ゲインはカーテンが上なのに最大でもS3にしかならない。。
違いは高さしか考えられない。カーテンビームをコリニアの下に取り付けてSが同程度になった。
さすがにビームアンテナ!方向だけ合わせれば上下方向の傾きではSがほぼ変わらない。
同軸コリニアは方向と倒す角度を変えてピタリと合うとSがビームと同程度になる。これは計測時の結果と同じ。
【結論】
カーテンビームはキレてサイドに入ると聞こえなくなる。
同軸コリニアをピタリと合わせるとカーテンビーム(10-13dBi)と変わらなく聞こえる
サイドキレをメリットと見る向きが大勢を占める?私はこの程度の差ならば360°聞こえた方がメリットでありむしろサイドのキレはデメリットに思える
「ハンディ直付」という迷信があるがたった1mの3DFBケーブル(1.2Gでも)で1mアンテナを上げればSが2改善出来る・・ある程度の高さは必要だ。
次は山岳移動で比較をするか!その前にカーテンビーム試作2号機を作るか?
カーテンビームの目的はダウンチルトのデメリットの改善だから・・