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<複数の無線ショップが公表>八重洲無線のモービル機「FTM-100D/DH」が生産終了に (2020/12/15 11:30:04)
八重洲無線株式会社のC4FM対応144/430MHz帯モービル機「FTM-100D」「FTM-100DH」の生産終了が2020年12月中旬に決定した。複数の無線ショップがSNSなどで告知を行った。今後の追加生産はなく在庫限りとなる模様。
八重洲無線のFTM-100D/DHは、2015年5月に発表された144/430MHz帯のモービル機。2バンド同時受信には非対応だが、小型でC4FMデジタルモードにも対応していることから、車載使用はもちろん、WIRES-Xのノード局親機としても愛用されてきた。
直接の後継機種ではないが、同社は2020年7月にC4FM対応で2波同時受信が可能な144/430MHz帯モービル機「FTM-300D/DS」の発売を開始している。なお「FTM-100D」は20Wタイプ(50WタイプはFTM-100DH)だが、「FTM-300D」は50Wタイプ(20WタイプはFTM-300DS)なので購入時は注意が必要だ。
一般的にアマチュア無線機が生産終了となるケースとしては「①主要な電子部品が調達不能になり、今後の継続生産ができなくなった」「②代替となる新機種を発売する(した)ため」「③売れ行き減退で継続生産のメリットが薄くなったため」などが挙げられる。生産終了情報をメーカーが公式Webサイト等で告知することはあまりなく、営業担当者が販売店へ個別に案内するのが通例となっている。
コロナ禍による部品調達困難や、電子部品メーカーの工場火災の影響などで、今後は各社が生産終了を決定する機種が増えるのではないかという懸念の声も上がっている。
●関連リンク:
・八重洲無線さんより生産完了のお知らせです(福岡ハムセンター
Facebookページ)
・FTM-100D/DH生産終了が決定!(CQオーム Facebookページ)
・FTM-100D/FTM-100DH商品情報ページ(八重洲無線)
・FTM-300D/FTM-300DS商品情報ページ(八重洲無線)