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1.2Gカーテンビーム第二段 (2020/12/20 22:57:34)
Laxy-Hからカーテンビームへたどり着いて第一作で実験してきたが、実はビーム方向が若干左へ傾いていた。
原因はLazy-H単体の給電ケーブル長のズレ。そこで給電方法を変更してLazy-Hのスタック形式の給電に変更して第二段を製作してみた。
平行ケーブルなのでスタックの給電方法も柔軟に選択できる。
MMANAでの解析では15dBi程度・・市販の13エレと同等のゲインは持っている。
【1.2G用16エレカーテンビーム】
第二作もヒノキ材で手軽に製作した。帯鋼は専業メーカーへオーダーして手に入れた。厚さ0.6mmで自立出来るタイプとなっている。
グローバルアンテナの配布している帯鋼よりも0.2mm厚いが0.2mmの差でずいぶんコシが違うものだ。
【2作目、カーテンアレイ】
【一作目試作、明らかに給電方法が異なる】
最適化後のエレメントサイズ
【前回との修正点】
ラジエータ長は124mmとした、リフレクターは115mmと読み替えて欲しい。
エレメント間隔は115mm、スタック間隔は125mmとなっている。
写真を見て分かるようにLazy-Hアンテナ単体は1mm銅線で接続、スタックケーブルは300ΩTVフィーダーを使った。
また、リフレクターの位置はラジエータ先端と同じ位置に変更してある
【受信実験】
午後2時近くになって受信実験を開始。場所は神奈川区の30m程度の高台。大山の南側に富士山が見える場所だ。
偶然にも裾野市移動局と綾瀬局の交信が聞こえてくる。裾野局は標高が少し高いらしい。
また綾瀬局はグランドプレーン。なので裾野局はRS51、綾瀬局はRS50(信号の降らない51を表す)気を抜くとノイズ混じりになる。
綾瀬はひとつ先の高台のブラインドとなっている。
2局の方向は西と西南西の間だ。なのであっても10°しか違わない。しかし片方に向けると片方は聞こえない。
今日は10段コリニアを持ってこなかったが・・結果は予想できる。
やはり某局から報告のあった13エレスタック同等!という気持ちは分かる。
【まとめ】
ダウンチルトの弱点を補完する意味でLazy-Hの検討を始めた。カーテンビームがその解決策になるかは疑問はある。
1.2Gならばサイズも小さく問題はなさそう、430MHzではどうしたものか?