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feed ナショナル RJ-380 メンテナンス (2020/12/10 1:26:25)
ナショナル RJ-380 メンテナンスのためお預かりしました。


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Sメーターが半分くらい振ったままです。


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しっかりした部品が使われており、作りは良い無線機だと思います。


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RJ-380は電池ケース部分に金属プレート、ボディーの右側にはアルミテープが貼られており、ボディーを持てばアース効果がなされます。

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ボディー右側のアルミテープはハンダ離れになっていました。

これでは折角のアース効果が台無しです。

IMGP0536

再ハンダしました。

しっかりとアースされます。

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電池ケースの金属プレートとボディーのアルミテープからの配線はひとつになって、どこに繋がっているかというと。

この矢印の金具から、

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ボディー裏側の銘板に繋がっています。

この銘板はアルミプレートになっており、

IMGP0543

ストラップをとおして手で持ったり、無線機本体を抱くとボディーアースが取れるようになっています。

銘板に意識して触れるようにすると良いです。

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ハンダクラックの点検。

あやしい場所には再ハンダしました。

IMGP0548

電解コンデンサーをオール交換しました。


IMGP0552

ほとんどがドライアップ状態でした。


IMGP0575

AM変調の音質向上のため、変調が通過するところは電解コンデンサーから音質の良い積層メタライズドフィルムコンデンサーに交換しました。

また、高周波が通過するところは電解コンデンサーから周波数特性の良い積層セラミックコンデンサーに交換しました。

IMGP0549

オレンジ色のものが交換したフィルムコンデンサーです。

せっかくのAM変調なのでクオリティアップをねらいます。

IMGP0550

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コンデンサー交換のため、通電エージングのあと調整してゆきます。

電圧10.8Vにて、

IMGP0553

真ん中あたりまで振っていたSメーターの調整です。

サービスマニュアルにそって、

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受信時0点の調整。


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送信時の調整。


IMGP0563

Sメーターに照明を付けて欲しいとのことです。


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点灯確認。


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Sメーター照明、常時点灯仕様です。

明かる過ぎて、夜間運用のときにはLEDライトとして使い、LOGブックにコールサインが書けそうです。

18mAの消費です。

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受信感度調整。


IMGP0567

各コイルを調整してゆき、


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受信感度を最大にします。


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無線機のSメーターは、ー73.0dBmのときS9に設定し、以下6dBごと刻みにするのが標準です。


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RJ-380ではS7を指しています。

Sメーターは重めです、これは良く言われているところです。

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受信感度。

1Khz、変調度99%を受信、ー107.0dBmが聞こえるくらいです。

CB無線機としては評価できると思います。

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周波数。

8CH 27.144Mhz ほぼFズレなし。

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スプリアス良好。

27.144MHz

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出力。

1Wのパワー計にて半分以上。

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ロッドアンテナの曲がり、ゆるゆる修整。


IMGP0574

RJ-380は見た目は申し分ないです。

ANL(オートノイズリミタ)回路が優秀なので静かな受信ですが、ボディーをしっかり抱いて運用することと、Eスポなどの太陽ノイズ下でANLのスレッショルドレベルを越えたあたりからは、ガラリと良い感度で聞こえる無線機です。

フリーライセンス無線全般にですが、CB無線機で交信できたときの感動はヤミツキになりますね。

IMGP0577


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