無線ブログ集
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IC-7000Mの回り込み、電源落ち現象 (2021/2/15 0:13:23)
当局のモービルのメイン機はIC-7000M。
何しろ今でもこのモービル機が一番格好いい、と思います。
使い勝手も良くて、よく使う機能はパネルに出ているので使いやすいです。
HFから430MHzまで一台でカバーします。
この後継機はIC-7100Mで、これは移動運用セットとして所有はしていて、大変よいリグなのです・・・が、特殊な形状がメリットでもありデメリットでもあり・・・モービルを置き換える気にはなりません。
IC-7100Mはもともとセパレートなのですから、別パネル開発して発売してくれないかなぁ。モービルで使いやすい平パネル。社外品でもいいから。
と愚痴ったところで、このIC-7000M、多くの方が、送信時に画面が乱れ、ひどい時は電源がブチッと落ちてしまう、という経験をしています。
私もこれには相当戦いました。
最近また症状が酷いので、もうHF帯はFT-891に置き換えようかとも思ったくらいですが、いろいろやってみたら機嫌が良くなりました。
SWRが高い時に症状が悪化する、ということから、SWRの改善はもちろん、アンテナ、電源、コントロールケーブルにコモンモードフィルタ(パッチンコアやトロイダルコア)を入れまくり、これでもかとやりましたが、あまり改善は見られませんでした。
最も効果があったのが電源の昇圧。
この無線機はエンジンを切った状態の車では送信すると簡単に落ちます。
FT-857と比べるとこの差は大きくて、一つの持病です。車で使う用にデザインされているのに、中身は安定化電源前提って感じです。
もう少し電圧低下に強い設計をしてもらいたいですね。
それでも現象はゼロにはなりません。昇圧装置を入れて電圧はキープしてかなり改善されましたが、やはり現象は起きるときがあります。
電圧の安定は副次的な対応で効果は高いですが、根本は何らかの回り込みに間違い有りません。でもフィルター類の効果がイマイチ。
困ったものです。
コントロールケーブルを使用しないと軽減するのでしょうか・・・(これだけ試していない)。
前の車では昇圧でかなり症状を軽減できましたが、症状が出る時(アンテナによって変わる)はパワーを落とす、などでだましだまし使っていました。
今の車でも、無事使えていたのですが、このところ50MHzの運用に支障があるくらい、QRPじゃないと使えないくらい酷い状態でした。
パッチンコアを追加したり、コントロールケーブルに集中してパッチンコアを移動したりしましたが、変化なし。
リグを増やして電源コードが並列で増えて来たからなのでしょうか。助手席足元のマットの下にある各無線機の電源コードの位置を変えてみたりしました。
さらにコントロールケーブルにつけているパッチンコアの一つを思いっきりコントロールパネルに近づけてみました。
そうしたら、症状が かなり軽減 しました。(ゼロにはなっていません)
前の車のレベルになった、程度。
根本的に何もしていないに等しい対応なのに劇的な改善。(゜~ ゜)うーん、最も対応が難しいやつです。
他の方の対応を見ると、リグのアース端子と車のボディをつなぐ、というのがありました。
何らかの回り込み等が暴れているのを消す対策とのこと。
今日試そうかなと思ったのですが、車のボディのネジ、荷物全部降ろさないと無理っぽいので今日はやめました。
電源にパスコン(微容量のコンデンサ)も入れてみようかなと思います。