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<CS-9700も新バージョン同時公開>アイコム、IC-9700の新ファームウェア「Version 1.30」を公開、3ジャンル14項目が追加・変更に (2021/2/26 19:15:55)
アイコム株式会社は2021年2月26日、144/430/1200MHz帯オールモード機「IC-9700」の新ファームウェア「Version 1.30」を同社サイト上で公開した。同社の発表によるとVersion1.24からの変更点は「スコープ機能の改善」「プリセット機能の追加」「そのほかの変更」の3ジャンル合計14項目と発表されている。また同時にIC-9700用プログラミングソフトウェア、CS-9700も新バージョンの「Version1.30」が公開されている。
こちらの記事も参考に↓(2020年1月15日公開)
<IC-705/IC-7300/IC-9700が対象>アイコム、FT8の簡単設定などを実現する新ファームウェアを順次公開
IC-9700の新ファームウェア公開は2020年7月31日のVersion 1.24以来となる。今回発表された新ファームウェアの内容は次のとおり。
●IC-9700の新ファームウェア(Version 1.30)
Version 1.24からの変更点:
【スコープ機能の改善】
・周波数に応じて表示範囲をシームレスに切り替えできるSCROLLモードを追加
・スパンまたはエッジを切り替えたときのポップアップ表示を追加
・FIXエッジ設定を4個に拡張
・リファレンスレベルをバンドごとに設定できるように拡張
・RS-BA1 Version 2のスコープ機能改善に対応
【プリセット機能の追加】
・運用別に設定を切り替えできるプリセット機能を追加
【そのほかの変更】
・[VOX/BK-IN]キー、[AUTOTUNE/AFC]キー、[TONE/RX>CS]キーの機能割り当てを変更できるフロントキーカスタマイズ機能を追加
・マイクの[UP]キーと[DN]キーの機能割り当てを変更できるマイクキーカスタマイズ機能を追加
・データモード時に受信トーンコントロールが動作しないように改善
・ターミナルモード、およびアクセスポイントモードのQUICK MENUに、通常モードに戻るメニュー項目を追加
・GPS アイコンをタッチすることでGPS情報画面を表示できる機能を追加
・緯度/経度の表示形式設定に「ddd.dddd°」形式を追加
・接続するGPS機器によって、GPSポジション画面に時刻が表示されないことがあった不具合を改善
・その他軽微な変更
IC-9700のファームアップは、SDカードを使用して行うことができる(取扱説明書で確認のこと)。なお「Version 1.30未満のファームウェアから更新すると設定・各種メモリーが初期化されます。事前にSD カードに設定データを保存し、ファームアップ後に設定データを読み込んでください」と注意を呼び掛けている。ファームウェア書き換え後はバージョン情報の数字が次のように表示されるという。
Main CPU: 1.30
Sub CPU: 1.00
Front CPU: 1.00
FPGA Program: 1.07
FPGA Data: 1.00
DV DSP: 1.06
詳細は下記関連リンクを参照のこと。
●関連リンク:
・ファームウェアダウンロード・IC-9700(アイコム)
・IC-9700/9700S 仕様変更のお知らせ PDFダウンロード(アイコム)
・プログラミングソフトウェア CS-9700ダウンロード(アイコム)