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蛍光灯インバータの修理 (2021/3/9 20:31:00)
25年以上
先日、実家に帰ってみると、リビングに何か違和感がありました。あれ?と思い上を見ると4本ある部屋の照明の蛍光灯が1つ消えています。
蛍光灯自体は前回帰省したタイミングでまるっと交換したはず…不良品だったか?と、蛍光灯を入れ替えてみたところ、点きません。
どうやらインバータが壊れた様です。
この照明はコイズミ製。買って取り付けて25年以上は使ってます。しかも、過去に一度、今回と同じくインバータが壊れ交換しています。
まぁ、寿命が来ている部品がいるんでしょう。
開けてみよう
中身はこんな感じ。
ぱっと見、外観不良の部品はありません。
ただ、よく見るとヒューズが飛んでました。
さて、この基板は何が壊れたでしょうか?
調べてみる
ヒューズが飛んでいる時は、電源系から見るのがセオリー。抵抗値をテスターで測ってみると…1Ω!
もはや爆発しそうな抵抗値です(笑)
ここからは、順に閉回路になっている部品のハンダを吸い上げ確認していきます。
体育会系にやっても良いですが、故障モードがショートになるものを意識しながらやると効率的です。
で、見ていくと…
ビンゴ!
全波整流回路のダイオードが逝っていました。しかも往復分の2個。
交換し、終了
不良だった部品は手持ち在庫品と交換し、完了です。
故障に至った原因は恐らくコモンモードフィルタが経路に居たので、ダイオードがスイッチによるサージで耐圧を越えていたのかもしれません。
ちなみに、整流ダイオードが駄目になるとリプルが深くなるので、平滑コンデンサが辛くなります。
念の為、平滑コンデンサの容量も確認した所、100uFに対し89uF。1割減なのでドライアップは進んでいます。
本来ならば交換が望ましいですが、手持ちに180V耐圧の在庫がありません。電解コンデンサの故障はオープンモード、更には後段に構える部品の耐圧から見ると、容量的にはまだ余裕がありますので、今回はそっと元に戻しました。
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