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KENPRO KP-121 動作しない (2021/3/26 12:11:34)
ケンプロ工業株式会社 KP-121 動作しないとのことでお預かりしました。
ブロック図はケースに書かれています。
音声信号を10.7MhzのSSBに変換、上下に飛び出したピーク波形をクリップし、クリップによる高調波をIFフィルターで除去し、取り出した信号を再検波して歪が無い音声信号を得ています。
断線、基板のハンダ不良などを点検。
10.7Mhzの発振を点検中。
主要な部品を取り外して調べた形跡があります、ご苦労されたようですね。
10.7Mhzの発振はOKです。
モトローラ製 MC1496G
同じものが2個、平衡変調器と検波器で使われています。
このICが不良ですが、残念ながら入手は絶望的です。
機能を実現するにはこのICしかなく、単電源で動作しているわけではないようです。
パーツセンターにも代替品などの取り扱いはありませんでした。
RFスピーチプロセッサーとは。
人間の音声のピーク値と平均値の差は15〜20dBあると言われています。
このレベル差を均一化してトークパワーを上げ、送信機の定格出力を最大限に利用することで、伝達効率を上げることができるようになります。
MC1496G
オーナー様から送っていただきました。
2箇所を交換しました。
電解コンデンサーの液漏れしたものが流れたあとです。
ICが接触不良を起こしていました。
TA7061BP
PIN足が電解液で真っ黒に腐食しています。
研磨してハンダメッキしました。
接触不良も解消しました。
音声信号をオシロで見るとわずかにノイズがあります。
抵抗2個を取外し点検しましたが、異常ありませんでした。
こちらも異常なしです。
検波以降、信号経路の結合コンデンサーを交換しました。
ドライアップ状態です。
オーディオゼネレータから入力した信号の波形もクリップなく良好です。
修理完了しました。
レベルメーターがビュンビュン振れます。
ブロック図はケースに書かれています。
音声信号を10.7MhzのSSBに変換、上下に飛び出したピーク波形をクリップし、クリップによる高調波をIFフィルターで除去し、取り出した信号を再検波して歪が無い音声信号を得ています。
断線、基板のハンダ不良などを点検。
10.7Mhzの発振を点検中。
主要な部品を取り外して調べた形跡があります、ご苦労されたようですね。
10.7Mhzの発振はOKです。
モトローラ製 MC1496G
同じものが2個、平衡変調器と検波器で使われています。
このICが不良ですが、残念ながら入手は絶望的です。
機能を実現するにはこのICしかなく、単電源で動作しているわけではないようです。
パーツセンターにも代替品などの取り扱いはありませんでした。
RFスピーチプロセッサーとは。
人間の音声のピーク値と平均値の差は15〜20dBあると言われています。
このレベル差を均一化してトークパワーを上げ、送信機の定格出力を最大限に利用することで、伝達効率を上げることができるようになります。
MC1496G
オーナー様から送っていただきました。
2箇所を交換しました。
電解コンデンサーの液漏れしたものが流れたあとです。
ICが接触不良を起こしていました。
TA7061BP
PIN足が電解液で真っ黒に腐食しています。
研磨してハンダメッキしました。
接触不良も解消しました。
音声信号をオシロで見るとわずかにノイズがあります。
抵抗2個を取外し点検しましたが、異常ありませんでした。
こちらも異常なしです。
検波以降、信号経路の結合コンデンサーを交換しました。
ドライアップ状態です。
オーディオゼネレータから入力した信号の波形もクリップなく良好です。
修理完了しました。
レベルメーターがビュンビュン振れます。
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