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TS-600 2台目 修理 その2 (2021/4/11 10:34:40)
TS-600 の修理の続きです。
VFOの照明も納得できる様に工作が出来たので、いよいよ本来の
目的である、送受信できるように修理を始めます。
スイッチ類の接触不良が多くありますので、これを薬品で処理。
本来なら新品に交換したり、分解して清掃したりしたい所ですが
それは無理そうですので、薬品を吹きかけての処理です。
さらに、怪しいトランジスタのhfeを測定したり、電解コンデンサの容量抜け
チェックも行い、怪しい物は交換します。
これらの作業を行うと、送受信が出来る様になりました。
送受信できるようになると、色々不具合が見えてきます。
見つかった問題点は
・CW,FMでパワーが8W程度。少々少な目
・Sメーターが無信号時でもS2程度に振れたまま
・FMのセンターメーターが機能していない
・時々フロントパネルのSENDスイッチ、マイクのPTTで送信にならなくなる
それでは、調整して行きます。
まずはセンターメーターを調整。ここは難なく終了。
次にSメーターが振れたままなのは、Sメーター回路の調整不良です。
写真がひっくり返っているのは、Sメーターの調整ボリュームが底面にあるから
ひっくり返さないと調整できません。
サービスマニュアル通りに調整しようとしても、うまく調整できません。
そして、英語のサービスマニュアルと、日本語のサービスマニュアルでは違う事が書かれています。
サービスマニュアル2冊のバージョンと無線機のバージョンが違うのかもしれません。
そこで調整が出来るよう、2冊をミックスして考えます。
どうにか調整が出来て、良い感じに仕上がりました。
(と、思っているのはこの時だけ!!!)
パワーが低いのも調整してサービスマニュアルの規定の12Wに合わせます。
時々フロントパネルのSENDスイッチ、マイクのPTTで送信にならなくなるのを調査。
回路は単純で、接触不良しか考えられないので、リアパネルのショートプラグや
リレーの分解清掃、CALスイッチの薬品処理です。
その他、サービスマニュアルに従い各部調整を行い最終チェックです。
うーん良い感じに仕上がったと思いながら、FMでセンターメーターの確認をすると
あれ?さっき調整したはずなのにうまく動作していない!
無信号時にメーターがセンター付近にあるはずが、S2の付近にしかない。
センターメーターじゃないじゃないか.......
なんで?
回路図を眺めてみると、Sメーター回路とセンターメーター回路はいずれかのボリュームを
調整するとお互いに影響するようです。
あ、それで話がつながったぞ。
TS-600 の1台目の修理の時に、悩んだ所です。
それでTS-600の後期はその部分を改良して、基板を追加してあったんだ!
謎が解けました。
https://blog.goo.ne.jp/jr4gpa/e/07493fa10beb273f4cc92ddbeef16cd9
謎は解けても、これは初期のTS-600。こいつをどうにかしなければ。
Sメーターの振れはじめを低く抑えると、センターメーターがセンターまで振れないし
センターメーターをセンター以上に振らせてセンターになるように調整しようとすると
無信号時にSメーターが下がらないし、これは微妙な妥協点を探る必要があります。
どうにか妥協点を見つけて、調整しました。
部品の劣化でこんなに難しい事になっているのか、出荷時から
妥協点にセットしてあるのか分かりませんが、まあ難しい調整でした。
あと一息です。もう少し触って、納得出来たら1台はお嫁に出します。
欲しい方いますかね?まあ貫禄はありますから、飾りにはなりますか?
今月中には私のHPの売りますに掲載予定です。
VFOの照明も納得できる様に工作が出来たので、いよいよ本来の
目的である、送受信できるように修理を始めます。
スイッチ類の接触不良が多くありますので、これを薬品で処理。
本来なら新品に交換したり、分解して清掃したりしたい所ですが
それは無理そうですので、薬品を吹きかけての処理です。
さらに、怪しいトランジスタのhfeを測定したり、電解コンデンサの容量抜け
チェックも行い、怪しい物は交換します。
これらの作業を行うと、送受信が出来る様になりました。
送受信できるようになると、色々不具合が見えてきます。
見つかった問題点は
・CW,FMでパワーが8W程度。少々少な目
・Sメーターが無信号時でもS2程度に振れたまま
・FMのセンターメーターが機能していない
・時々フロントパネルのSENDスイッチ、マイクのPTTで送信にならなくなる
それでは、調整して行きます。
まずはセンターメーターを調整。ここは難なく終了。
次にSメーターが振れたままなのは、Sメーター回路の調整不良です。
写真がひっくり返っているのは、Sメーターの調整ボリュームが底面にあるから
ひっくり返さないと調整できません。
サービスマニュアル通りに調整しようとしても、うまく調整できません。
そして、英語のサービスマニュアルと、日本語のサービスマニュアルでは違う事が書かれています。
サービスマニュアル2冊のバージョンと無線機のバージョンが違うのかもしれません。
そこで調整が出来るよう、2冊をミックスして考えます。
どうにか調整が出来て、良い感じに仕上がりました。
(と、思っているのはこの時だけ!!!)
パワーが低いのも調整してサービスマニュアルの規定の12Wに合わせます。
時々フロントパネルのSENDスイッチ、マイクのPTTで送信にならなくなるのを調査。
回路は単純で、接触不良しか考えられないので、リアパネルのショートプラグや
リレーの分解清掃、CALスイッチの薬品処理です。
その他、サービスマニュアルに従い各部調整を行い最終チェックです。
うーん良い感じに仕上がったと思いながら、FMでセンターメーターの確認をすると
あれ?さっき調整したはずなのにうまく動作していない!
無信号時にメーターがセンター付近にあるはずが、S2の付近にしかない。
センターメーターじゃないじゃないか.......
なんで?
回路図を眺めてみると、Sメーター回路とセンターメーター回路はいずれかのボリュームを
調整するとお互いに影響するようです。
あ、それで話がつながったぞ。
TS-600 の1台目の修理の時に、悩んだ所です。
それでTS-600の後期はその部分を改良して、基板を追加してあったんだ!
謎が解けました。
https://blog.goo.ne.jp/jr4gpa/e/07493fa10beb273f4cc92ddbeef16cd9
謎は解けても、これは初期のTS-600。こいつをどうにかしなければ。
Sメーターの振れはじめを低く抑えると、センターメーターがセンターまで振れないし
センターメーターをセンター以上に振らせてセンターになるように調整しようとすると
無信号時にSメーターが下がらないし、これは微妙な妥協点を探る必要があります。
どうにか妥協点を見つけて、調整しました。
部品の劣化でこんなに難しい事になっているのか、出荷時から
妥協点にセットしてあるのか分かりませんが、まあ難しい調整でした。
あと一息です。もう少し触って、納得出来たら1台はお嫁に出します。
欲しい方いますかね?まあ貫禄はありますから、飾りにはなりますか?
今月中には私のHPの売りますに掲載予定です。
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