無線ブログ集
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アンテナは高く上げるべき ばかりではない (2021/4/15 2:16:40)
1にロケーション(見晴らし)
2にアンテナ
3に無線機
という順で大切なのはそのとおり。
で、2のアンテナですが、高く上げるほど良いのは1をさらに強化することでもありますし、波長に対して十分高さがないと電波が気持ちよく飛ばないし、気持ちよく飛んでいる電波を捉えるためにはその位置にアンテナをあげないといけない。それだけではないのでしょうが、そんなこともあるわけです。
ダイポールや八木なら高くあげてよし。
グランドプレーンも高くあげてもいいです。地面代わりのものをそのまま高く上げてますし、高く上げることを前提に設計されています。
ノンラジアルアンテナも大丈夫です。アース(接地)無しで機能するアンテナだからです。給電点が違うだけでダイポールと同じアンテナなんです。
ところが、接地型アンテナである1/4λの垂直アンテナはそうはいきません。
ポータブル運用で、コイル伸び縮みするアンテナを使っている方多いと思いますが、これ、1/4波長を短縮したもの。アース必須のアンテナです。
なぜ必須かというのは接地との鏡面効果が発揮されて初めて1/2λのアンテナの一部として機能するアンテナだからです。
少しでも高くしたいからと、三脚の上に付けて、アース線つないでやるより、地面に立てたほうがアンテナとしてはよく機能します。ラジアルも展開してください。
でも地上高が0m・・・。そこが痛し痒しのところ。
だから、丘の頂上に刺す感じで立てるんですよ。
地上高欲張ると逆に飛ばないんです。このアンテナ。たくさんラジアル張れば別ですけど。
車のルーフは意外と鏡面効果が高いのでそれなりに飛ぶのです。
もし車の脇で設営されるのでしたら、車の基台にアンテナつけてケーブル引っ張ってきたほうが三脚の上に設置するより飛びます。お試しください。