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アイコム株式会社は2021年4月23日、HF+50MHz帯固定機「IC-7610」の新ファームウェア、「Version 1.30」を同社サイト上に公開した。同社の発表によると内容は「スコープ機能の改善」関連がSCROLLモード追加など6項目、「そのほかの変更」が4項目となっている。
IC-7610の新ファームウェア公開は2018年8月24日のVersion 1.20以来となる。今回発表された新ファームウェアの内容は次のとおり。
●IC-7610の新ファーム(Version 1.30)
おもな変更点:
【スコープ機能の改善】
・周波数に応じて表示範囲をシームレスに切り替えできるSCROLLモードを追加
・スパンまたはエッジを切り替えたときのポップアップ表示を追加
・FIXエッジ設定を4個に拡張
・リファレンスレベルをバンドごとに設定できるように拡張
・送信スコープ(センターモード)表示中、REFレベル設定をスコープ波形に反映しないよう改善
・RS-BA1 Version2のスコープ機能改善に対応
【そのほかの変更】
・以前のファームウェアから、このファームウェアにファームアップした場合、設定データやメモリーを初期化しないよう改善
※より新しいファームウェアから、このファームウェアにファームダウンした場合、設定データやメモリーが初期化される場合があります。
・データモード時に受信トーンコントロールが動作しないように改善
・CI-V USBポート設定の初期値を「[REMOTE]から切断」に変更
・その他軽微な変更
IC-7610のファームアップは、SDカードまたはUSBメモリーを使用して行うことができる(取扱説明書で確認のこと)。ファームウェアがVersion 1.05以前の無線機は一度 Version 1.06 にファームアップ後、このファームアップを行う必要がある。ファームウェア書き換え後はバージョン情報の数字が次のように表示されるという。
Main CPU: 1.30
Sub CPU: 1.05
Front CPU: 1.01
FPGA: 1.06
詳細は下記関連リンクを参照のこと。
●関連リンク:
・ファームウェア/ドライバダウンロード・IC-7610(アイコム)
・仕様変更のお知らせ Ver.1.30(アイコム)