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同軸コリニアとビームアンテナを比較 (2021/5/2 21:06:27)
神奈川 大山の中腹で430MHzのビームアンテナと比較実験を実施
本日のアンテナメニュー
15段ちょいダウンチルト同軸コリニア(最近の標準品)
ちょいダウンチルト100m進むと主ビームは2m下がります、1kmでは20mです
つまり地上ではフレネルゾーンが確保できません、従ってちょいダウンチルトは平地で使用できません
切れた尾根筋や山頂では最高のアンテナです
皆さんはマニュアルの数字で制作してくださいね
2エレ2列2段=8エレ(変形Lazy-H、AWHとも呼ばれる) ゲイン 13.2dBiホームセンターのアルミ平板と一番細い塩ビパイプで自作出来る非常コンパクトでお手軽なアンテナです
高さ80cmエレメント間隔15cmです。これは2エレ2列2段(リフレクター付き)=カーテンビームです
少し離れて見る。左が2エレ2列2段右が15段同軸コリニア(スットン後なのでアンテナの固定用テープが一部外れている)
移動地は標高750m、当日の交信は6局その他受信あり
移動地では富士山は見えない
QTH 距離 受信のみ 2エレ2列2段 15段同軸コリニア 相手局アンテナ 備考 1 中郡二宮町 15km 59+++ 58 4eleループ 2 相模原中央区 19km 55 51 不明 3 町田市 22km 56 59 GP 4 横須賀市 42.6km 52 50 8eleループ 富士山ビーム固定 5 千葉市美浜区 77km 55 59 X7000 6 富里市 105km 〇 入感なし 53 不明 7 渋川市 119km 〇 51 51 不明 従来からの経験と結果からの考察 15段同軸コリニアは想像以上に近距離には弱い対策案:近距離用として垂直面の広い4-6段の同軸コリニアを使用する、勿論ビームアンテナを使うという手段もある(アンテナ嵩張りかつ死角があるので・・)
ビームアンテナ(垂直面広い)との相性が明確に出ている横須賀局とは富士山ビーム固定と移動地から富士山が見えてない事が関係する
主ビーム着地後(30km以遠)はビームよりもSが良くなる 富里市局は見通しのない場所と思われる従ってビームでは取れなかった (=山岳移動で良く発生する現象) 以下は実際に13エレ八木と新型10段同軸コリニアを使い2021年関東UHFに参加した局から質問があった(下記原文)最初の1時間ほどに呼ばれた局をアンテナを切り替えながら強弱を メモしたものを地図にプロットしました。(添付参照)
八木アンテナは、筑波山での回折で東京・横浜とできるかと考えて 筑波山向きの固定にしました。プロット図に横須賀の局がありますが(距離150km) ビームがあっている八木アンテナより同軸コリニアの方が強く入っていました。 同軸コリニアが山を越えるのは、どのような理論なのでしょうかね
「多段同軸コリニア」や高利得GPを使用している方は上記を参考に10段以上の多段運用を組み立てて下さいexecution time : 0.017 sec