無線ブログ集
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CBに使える汎用型ノイズキャンセラの基礎実験 (2021/5/5 20:40:52)
■マツダな話
昨日はバッチリOADを楽しめた事ですし、今日は雨も降ってきた事から大人しく?過ごすことにしました。
と言っても、一日中家に籠もっているのは苦手な性分。密を避けてのドライブへ出かけて来ました。
車は、ここの所不調なDJデミオ。
実は先日、インジェクター(とEXバルブスプリング)の交換をDへお願いし、換装が決定しました。そんな絶不調中のDJデミオの走行ログデータ取得の為に、ちょっとだけ長距離を走ります。
嫁さんの乗り方を見ていると決して低い加速度では無いと思うのですが、ノズル先端にはガッツリとデポジットが付着してしまい焼き切れない様です。
バラしては無いので多分ですが、最近のマツダクリーンディーゼル車のインジェクターは、デポジットが付着しても噴霧状態に影響しにくい”延命形状”になっているのでは無いでしょうか?
↓”ハニー”なキリ番
■ドライブの先に
天気がいまいちな中、向かったのはひたちなか市。
山の上と同じで、スケールの大きなものを見ると何だか落ち着きます。
で、雨が振り始めるちょっと前にCBを。
(CB-QSO) ・・・ NCB-8にて
ねやがわCZ18/3
ひょうごCY15
えひめCA34
Esシーズンも本番突入でしょうか?今年は調子が良いような気がします。
■構想
長い前置きでしたが、ここから本題です。
この連休で取り組み始めているのが、汎用型ノイズキャンセラ。
これは、リグ自体に組み込むのでは無く、どのCB機にも使える様な汎用型が出来ないか?と実験を始めたものになります。
原理としては単純で、ノイズだけを増幅し反転した信号をリグ近くで輻射させ、付近で発生している耳障りなノイズを打ち消そうと言うものです。
市販されているノイズキャンセラは、アンテナラインに直接混合させて打ち消しますが、CB機は分解改造が出来ないのでこの機能を後付することが出来ません。そこで考えたのが、この無改造型(汎用型)のノイズキャンセラです。
発想自体は、市販されているオーディオヘッドフォンやイヤフォンと同じです。
■実際に組んでみた
アンプはNF2dB程度のLNA、ゲインは30dBほどにしてみました。このアンプを失敗するとノイズキャンセルどころか、ノイズ加算をしてしまいます。また、アマチュア無線機と異なり、選択度が著しく低いCB機に合わせてブロードにするのもポイントかと考えました。
で、いきなりのフィールドテストです。
結果は、上手くいっているのか失敗なのかよくわからず・・・。
S5くらいのノイズがS2-3程度に落ちる事もあるのですが、それがロスなのかキャンセルなのかがわからないのです。
こりゃシンプルな信号でやらないとわからないと思い、ソースを注入して確認してみることにしました。
すると、フェーズが180度回転するように設計したつもりが、随分半端な所で止まってます。どうやらこれが原因の一つの様です。
で、改めて回路構成から見直したのがこれ。
(上記の波形と異なり、LNAの後ろから入力信号を測定していますので、レベル感が異なる)
この感じだと、インパルス的なのノイズもレベルに応じ、綺麗に反転できそうな気がします。
さて、この汎用型ノイズキャンセラは果たして上手くいくのでしょうか?
上手くいけば、ある意味最強のノイズブランカになると思わなくも無い・・・。