無線ブログ集
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IC-208 パワー低下 (2020/12/14 0:58:29)
IC-208 不調とのことでお預かりしました。
飛びも受けも良くないとのことです。
Fズレから確認します。
お預かりした時点でのFズレは、それほどでもないです。
メーカーでの調整ではOFFバンドにならないように、どの無線機もこのくらいになっています。
433Mhzも、それほどでもないです。
IC-208は内部にコイルやトリマなどは無く、調整するところは一切ありません。
調整はソフト的にコマンドにて行います。
コマンド調整モードに入るためには、サービスマニュアルによれば、マイクモジュラ−ジャックの2番と7番の間に抵抗を付けることとなっています。
この抵抗値2.2kΩは間違いで、正しくは22kΩです。
ここで皆、調整モードに入れず悩んだ方もいるのではないかと思います。
IC-208のサービスマニュアルは、これ以外にも誤記が多く注意が必要です。
8ピンのモジュラ−ジャックを用意して
2番と7番の間に抵抗を付け、スイッチで切断できるような治具を作りました。
SET+BAND同時押しで電源を入れると、コマンド調整モードとなります。
以下、全ての調整はコマンドにて行いCPUに書き込みます。
オーナー様から指摘のあったFズレを調整。
FMデビエーション調整。
規定の4.5Khz
変調もバッチリかかります。
スプリアス良好。
145Mhz
433Mhz
送信出力低下していました。
5Wしか出ていなかったところ、20Wに調整。
受信感度
Fズレ解消により、
ー139.5dBm (SINAD)
レピーターもよく聞こえるようになりました。
ー134.9dBm (SINAD)
Sメーター調整。
周波数ダイヤルが固くて回しずらいです。
チャタリングもあり、周波数が飛んでしまいます。
分解しました。
接点がだいぶ汚れていますね。
ダイヤルが固い原因は、金具の曲りです。
このように、ダイヤルが強く押されたりすると金具が曲がってしまいます。
無線機を落下させたのでしょうか。
金具の曲がりを平らに修整しました。
接点を洗浄しました。
接点用コンタクトグリスを塗布しました。
これでOK。
周波数の飛びもなくなりました。
送信・受信ともに、基本性能は引き出しました。
使ってみて下さい。
飛びも受けも良くないとのことです。
Fズレから確認します。
お預かりした時点でのFズレは、それほどでもないです。
メーカーでの調整ではOFFバンドにならないように、どの無線機もこのくらいになっています。
433Mhzも、それほどでもないです。
IC-208は内部にコイルやトリマなどは無く、調整するところは一切ありません。
調整はソフト的にコマンドにて行います。
コマンド調整モードに入るためには、サービスマニュアルによれば、マイクモジュラ−ジャックの2番と7番の間に抵抗を付けることとなっています。
この抵抗値2.2kΩは間違いで、正しくは22kΩです。
ここで皆、調整モードに入れず悩んだ方もいるのではないかと思います。
IC-208のサービスマニュアルは、これ以外にも誤記が多く注意が必要です。
8ピンのモジュラ−ジャックを用意して
2番と7番の間に抵抗を付け、スイッチで切断できるような治具を作りました。
SET+BAND同時押しで電源を入れると、コマンド調整モードとなります。
以下、全ての調整はコマンドにて行いCPUに書き込みます。
オーナー様から指摘のあったFズレを調整。
FMデビエーション調整。
規定の4.5Khz
変調もバッチリかかります。
スプリアス良好。
145Mhz
433Mhz
送信出力低下していました。
5Wしか出ていなかったところ、20Wに調整。
受信感度
Fズレ解消により、
ー139.5dBm (SINAD)
レピーターもよく聞こえるようになりました。
ー134.9dBm (SINAD)
Sメーター調整。
周波数ダイヤルが固くて回しずらいです。
チャタリングもあり、周波数が飛んでしまいます。
分解しました。
接点がだいぶ汚れていますね。
ダイヤルが固い原因は、金具の曲りです。
このように、ダイヤルが強く押されたりすると金具が曲がってしまいます。
無線機を落下させたのでしょうか。
金具の曲がりを平らに修整しました。
接点を洗浄しました。
接点用コンタクトグリスを塗布しました。
これでOK。
周波数の飛びもなくなりました。
送信・受信ともに、基本性能は引き出しました。
使ってみて下さい。
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