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feed BELCOM LS-602 送信・受信ができない (2021/5/13 3:28:09)
BELCOM LS-602 送信・受信ができません。

ダイヤルエンコーダーを回すもセグメントが変わらず、周波数が変化しません。

IMGP1782

送信・受信が両方出来ないのは、PLLが発振していないのかも知れません。

水晶発振子ハンダ強化しました。

BELCOM の無線機はスールーホールのハンダ不良が多いです。

この時代のBELCOMの無線機をいくつか見てきましたが、どれも全体的にハンダ付けがあまく、しかも下手です。

あやしいところは全て再ハンダしました。

IMGP1783


IMGP1784

とりあえず、発振するようになりました。

送信テストを開始します。

パワーは出ませんが、プリドライブからは微弱な電波が出るようになりました。

IMGP1785

RFプローブやオシロスコープを使って、パワーの通過点を追いかけます。

パワーアンプ基板を外したところです。

IMGP1786

プリドライブまではOKです。

次のファイナルトランジスタではベースまで入力がありますが、それ以降の出力がありません。

IMGP1787

ファイナルICをめくっているところです。


IMGP1788

2SC1969 これがNGです。

入手困難な貴重なトランジスターです。

IMGP1789

取り外しました。


IMGP1790

トランジスターテスターで調べてみると、B=61と表示されhFeは目減りしていますが、死亡していませんでした。

まだ使えると判断しました。

IMGP1791

再取り付けしました。

周辺部品のハンダ強化でパワーが復活しました。

IMGP1792

周波数エンコーダーを回してもセグメントが変わらず、周波数も変化しません。

PLL基板を点検、ハンダ不良は徹底的に再ハンダしました。

IMGP1793

周波数エンコーダーOKです。


IMGP1797

Sメーター照明をLED化しました。


IMGP1794

点灯確認です。


IMGP1796

ボリューム等の緩みを増し締めしました。


IMGP1795

周波数。


IMGP1803

出力。

FM・SSB・CW  10W弱

IMGP1802

AM  3W


IMGP1801

スプリアス良好。


IMGP1804

受信感度。

51Mhz FM  ー120.6dBm (SINAD)

IMGP1806

AM変調の音の良さでは定評のある無線機です。


IMGP1807


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