無線ブログ集
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Phaser試作機 (2021/5/19 21:52:00)
■CBに使えるノイズキャンセラー以前に
CB用のノイズキャンセラーは進めてはいますが、そもそもノイズキャンセラー自体作るのはウン十年ぶり。以前のテストでは上手くいった記憶が無いので、残骸すら残っていない状態です。そもそも当時は上手く作れていたのかすら怪しい状態なので、今一度製作して検証をしてみようかと思います。
■テストはアマチュア無線で
いきなり制約事項の多いCBで私がテストを始めると、ろくな事にならないので、まずはアマチュア無線でテストをしようと思います。
アマチュア無線ならば、全ての口が50Ωで正規化されてるので、測定も楽なはずです。
バラックでも良いかと思いましたが、事故るのもなんなので、ケースに。しかも100均タッパーで良いかと思いましたが、雨の中買いに出掛けるのも億劫なので、在庫のアルミケースへ、と言う手抜き仕様。
とは言え、予定外に立派な見た目になりました(笑)
↑全て在り合わせの格安版。メインスイッチの400円が一番高いかも
回路はCB用から少し変更しました。
CB用は輻射を考えた高利得アンプを入れていましたが、これにアンテナを直接繋げると、IC-705はOVF点きっぱなしになってしまいました。当たり前です。
その為、アンプゲインを落とし、更にゲイン調整用のボリュームを追加しました。
回路としては〜50MHz帯までは使えるはず…。
■実食
メインアンテナは40mロングワイヤー、ノイズアンテナは3バンドGPと言う変な組合せ。
しかしながら、広帯域ノイズまでを打ち消すと、主要波のSまで落ち込みます。
無論、主要波まで消えるわけでは無く、最後にしっかりと残ってはくれます。ただ、Sはガッツリと落ちてしまいます。ここはもう気持ちの問題かとは思うのですが、あまり気分の良いものでもありません。
■多分…
恐らくですが、メインアンテナとノイズアンテナの特性差が大きいからと思われます。
電界アンテナ×磁界アンテナの様な異色な組合せで無ければ実用上問題なく行ってくれればラッキー…との思いも虚しく、似た様な特性にしないとアンプと位相器ではインバランスにはならない様です。
と言う事で、ノイズアンテナが肝と言う事だけは、今日分かりました。
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