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feed SONY ICB-670 周波数ズレ (2021/5/20 15:22:48)
SONY ICB-670 周波数ズレのためお預かりしました。


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ICB-670は、から割りをしても蓋側に配線など、いろいろなものが付いてこないのが良いです。

きれいに離せます。

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Sメーターは無いので、スピーカーとマイクの配線を外すだけで基板を外すことができます。

ICB-680の内部構造もSメーターが付いているだけで同じです。

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プラスチック筐体の水晶発振子。

劣化で周波数がズレてくるものが多いようです。

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8CH 27.144Mhz の周波数ズレはこのとおり。

6CHと7CHの中間くらいにあります。

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金属製ボディーの水晶発振子に交換です。


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全て交換しました。


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1CHと2CHの受信水晶です。

この2個だけは−455Khzとなっていますがこれで正しい?

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PTTスイッチに不具合があり、送信・受信が途切れます。

6回路2接点というスゴいスイッチです。

外部PTTにするにも、これを実現するリレーを探すのも大変ですね。

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分解しました。

接点は酸化皮膜で真っ黒です。

IMGP1487

酸化皮膜除去のケミカル用品です。

これじゃないと酸化皮膜は取れません。

接点復活しました、PTTもOKです。

IMGP1488

電源スイッチ不良。

ガリがあって、ガリガリいいます。

IMGP1489

接点洗浄しましたが、酸化膜がヒドかったため研磨しました。


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電解コンデンサー、オール交換しました。


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リニューアルしたところで各部の調整です。

このような治具を作って、

IMGP1491

アンテナ端子に接続します。


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SSGから少し強めの信号を入力。

ー90dBm

IMGP1502

各コイルを順次調整してゆきます。


IMGP1497

ACボルトメーターにて最大になるよう調整。


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IFの発振もOK、スケルチなども調整してゆきます。


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送信はマイナス変調にならないように。

ピークパワーが重要です。

IMGP1501

受信感度。(調整後)

復調が確認できる状態にて ー120.1dBm です。

ごらんのとおり、60%変調にて1Khzトーンの復調には余裕を見ています。

1KhzトーンはCWに近いのですが、実使用ではこれ以上聞こえるかも知れません。

この時代のCB無線機としてはー120dBm以上の受信感度は驚異的と言えます。

ICB-680など、この機種が根強い人気なのはナルホド!というところです。

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周波数。

8CH 27.144Mhz バッチリですね。

IMGP1504

カウンターはGPSの正確な10Mhzにて較正済みです。


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スプリアス良好。


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出力 1Wのパワーメーターで半分以上。


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シャア専用の赤い無線機。

「聞こえるかね、アムロ君!」

Eスポシーズン、レッツゴーですね。

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