無線ブログ集
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PM99からSAT (2021/6/2 21:46:52)
PM99グリッドの寒風山からは 過去何度も衛星QRVしているが、あくまでも国内QSOがメイン。
今回
PM99のリクエストもあり、山の上からの 水平線ギリギリ DX QSO に トライしてみっぺが・・と いうことになった。
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自宅シャックから ほぼ1時間で現着。男鹿市 寒風山 板場の台 標高248m PM99WW。
15時jst少し前にアンテナ設営完了。初っ端は 衛星ではなく、地上波の144MHzCWから。
横浜の JN1VXLとQSO。もう1局コールサイン判明したものの、RPTがどうしてもとれないままF.O. VY SRI・・
15時過ぎの RS-44 で CQ出すも 途中で自分のループを見失ってしまう。衛星の仰角が高いのに
アンテナは水平を向いたままだったのが原因。・・やっちまった。
すぐ後の XW-2Dに出てみるが、この衛星 またも中継器が頻繁にOFFになるという不具合が・・ つまり信号が細切れになってしまう。これは勘弁してほしい・・と、次の XW-2C へ乗り換え。
16時前は 再び 地上波144CWへ。ここで 1エリア 2局と 9、0エリア各1局とQSO。みたか、これが CWの威力だ。 飛行機散乱 のFT8でも かなりできるが、あれは10秒程度CONDXが安定しないとダメ。CWならクリアできる。問題はアクティヴィティだけだ。(^^;) *1
17時過ぎ、久々の AO-27 。これは 空飛ぶFMレピータである。つまり、伝送チャネルが ひとつしかないレピータを日本全国で使うことになり、かなり混雑してしまうことがある。なんとか 5QSO。 *2
次は再び RS-44。AOSのときは ループ確認の手間もあるので マイナス仰角は確認できなかったが、LOSでは マイナス1.4度まで 自ループを確認。角度の値はアンテナの性能や対流圏の状態にもよるだろうけど、これは電波が屈折して伝搬している証左である。 *3
LOS付近の水平線スレスレ伝搬では 衛星のスピンとは違うタイプの速いQSBがある。これはフレネルゾーンがらみのQSBなのだろうか。
その後、18時過ぎ、 XW-2F にもQRV。
そして、問題の終始スレスレ伝搬という19時の RS-44 、なにを隠そう これが 本日の キモなのであった。 Max Elevation Angle は 1度未満。普通は こんなパスの衛星を使おうという気にはならない。
AOS直後から ループ確認。SSBで CQ連発。さすがに国内局はまったく呼んでこない。
しばらく空振りしていたが、常連の イルクーツク R0RQにCWで呼ばれ、こちらから SSBで 599を送ると 59が返ってきた。クロス・モードですな。 *4
その後も CQ空振りが続き、LOS時刻が過ぎた。・・が、自ループはまだ強力に聞こえる。こんなに強いなんて ホンマかいな!? QSBが激しいのだが、トータルでは かなり強い・・としか言い様がない。
で、LOS時刻をかなり超過して R1BHJ に呼ばれてQSO。先日の OJ Beach(QN00)移動でもQSOできた サンクトペテルブルグ近傍の局だ。This is Papa Mike Nine Nine・・と 強調してみた。
ループが聞こえなくなった 時点で Elevation Angleをチェックしてみたら、マイナス1.3度だった。
Qso | 国内 | DX | 計 |
144 | 5 | 5 | |
Sat | 37 | 3 | 40 |
計 | 42 | 3 | 45 |
と いうわけで、今回も なんとか ヨーロッパとQSOできた。トータルの出来高は TABLEのとおり。
さあ、キミも 水平線(地平線)スレスレ SATに QRVしてみよう!!
Comments(2)
*1 移動屋のみなさん、もっと 144CWにQRVしませう。
*2 この次のパスでは、145.850違法局のおかげで マトモにQRVできず ボウズ。こいつら、なんぼW出してらた!?
*3 衛星通信は 軌道要素とパソコンによる計算で電波の到来方向が判るという アンテナ屋さんや伝搬屋さんには 極めて魅力的な通信方式といえよう。
*4 R0RQとは FMでQSOしたことはあるが、SSBでのQSOは まだ ない。