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<FT8等での“耐入力”に関する注意も掲載>第一電波工業、最新版のカタログ(2021.4月版)をPDFで公開 (2021/6/6 10:30:27)
「ダイヤモンドアンテナ」のブランドで知られる第一電波工業株式会社は2021年6月6日、「アマチュア無線アンテナ・デジタル登録局・船舶・各種受信アンテナ/周辺機器総合カタログ」最新版(2021.4月版)のPDFを公式サイトで公開した。同社のアマチュア無線用、351MHz帯デジタル簡易無線(登録局)用などの最新アンテナシリーズや、モービル基台、SWRメーター、直流安定化電源などの周辺機器が掲載されている。また今回のカタログから「新デジタルモードFT8等での運用時おける注意点」が記載されるようになった。
第一電波工業の「アマチュア無線アンテナ・デジタル登録局・船舶・各種受信アンテナ/周辺機器総合カタログ」の最新版(2021.4月版)は表紙も含めて全52ページ構成。表紙をめくるとJARLのアマチュアバンドプランの抜粋が掲載されている。カタログコーナーには「モービルアンテナ」「固定局用アンテナ」「ハンディアンテナ」「351MHz帯デジタル簡易無線用」「140MHzデジタル小電力コミュニティ無線用」「周辺機器」「その他ケーブル/オプション」にカテゴリー分けし、多数の同社製品を紹介している。
なお今号のカタログから、目次や裏表紙、HF固定用アンテナページに「新デジタルモードFT8等での運用時おける注意点」と題した注意事項が掲載された。内容は「新デジタルモードFT8等で、連続した送信が想定される場合はアンテナや、周辺機器に大きな負荷(ダメージ)を与えてしまう可能性がありますので耐入力に関しては、SSB(PEP)1/5以内の送信出力でご使用ください」というものだ。
例えば同社の3.5/7/14/21/28/50MHz帯6バンドグランドプレーン「CP6S」の場合、カタログ上のスペックには「耐入力:200W SSB(3.5/7MHz)、400W SSB(14/21MHz)、500W SSB(28/29/50MHz)」と記載がある。このアンテナでFT8などのデジタルモードで運用する場合は、その1/5以内の送信出力(3.5/7MHz帯:40W、14/21MHz帯:80W 、28/29/50MHz帯:100W)で使うことが必要になる。
FT8などのデジタルモードの愛好者は、現在使っているアンテナの耐入力(SSB/PEP表記)を確認してはいかがだろうか。第一電波工業の同カタログ のPDFダウンロードは下記関連リンクから。
●関連リンク:
・PDF版カタログ ダウンロード(第一電波工業)
・第一電波工業