ホーム >> 無線ブログ集 >> NanoVNAで測定 その3QRPアンテナチューナーキットを測定する

無線ブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link JH6JRN JH6JRN (2024/7/3 7:06:18)

feed NanoVNAで測定 その3QRPアンテナチューナーキットを測定する (2021/5/28 16:25:11)

 今回はいよいよダミーロードとアナライザを使っての性能試験である。

QRPアンテナチューナーキットの製作 2動作確認 」でおおよその性能は3.5-14MHzと思われる。

 当局のブログの中で現在最もアクセスの多い記事は(本人の意思とは裏腹に)

QRPアンテナチューナーキットの製作 1組立 」である。

安価で高性能(1-30MHz)なうたい文句ではあるが真相はいかに?

 あ、絶縁破壊されたポリバリコンは学生時代に作ったディップメーターから部品取りをして交換しました。(余談:当時は発振した周波数を読み取るすべもなく、ただディップするだけのメーターでした。(^^;;;)

1.測定方法

(1)接続:ダミーロード50Ω→QRPアンテナチューナー→NanoVNA

(2)単体で同調点を正確に割り出し、中心周波数とスパンを表示しやすい状態に設定する。

(3)キャリブレーション:nanovna-saverを立ち上げ、本体とconnect、(2)の中心周波数とスパンに設定してキャリブレーションを行う。

(4)Sweepをすると測定できるので、この画面をキャプチャする。

(5)nanovna-saverでSweepをするとNanoVNA本体が[PAUSE SWEEP]の状態になり、画面が止まっているのでこのチェックボックスを外して単体で測定できるようにする。

(6)次の周波数を中心周波数に設定し、スパンを広めにとる。

(7)(2)から繰り返す。

2.測定結果

 やはり1.9MHz以下および18MHz以上の周波数で同調点を見つけることはできませんでした。

当局の作成したものでは、実用周波数は3.5MHz~14MHzという範囲になりました。

3.5MHz TuneTRX: 95° A TuneANT:160°

Qrpat035

7MHz TuneTRX:100° G TuneANT:130°

Qrpat070



10MHz TuneTRX:130° H TuneANT:170°

Qrpat100



14MHz TuneTRX:125° J TuneANT:180°

Qrpat140



3.実用は?

 まだ実用実験はしていません。調整は結構クリティカルです。

当局が考えるに、QRPに対してはやはりきっちり同調したアンテナを用いたい。

きっちり同調したアンテナでインピーダンスマッチングのために用いるのならよいかもしれません。

CIPスペシャルに使ってみようかな...

2021/05/28 追記

 ダメです。(IC-705→チューナ→SWR計→CIPスペシャル)

つないだとたん受信レベルが落ちます。送信も減衰するようです。

やり方が悪いのかもしれませんが、アンテナを調整した方がはるかにいいようです。

実験は続く~


execution time : 0.019 sec
サイト内検索

メインメニュー

ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失


オンライン状況
167 人のユーザが現在オンラインです。 (83 人のユーザが 無線ブログ集 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 167

もっと...