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NanoVNAで測定 その1アンテナを調整する (2021/6/2 22:39:16)
■はじめに
JH6LSP塚本氏の紹介でアナライザを購入。安価なのに高機能。
公式マニュアルはわかりにくい。Webを調べるといろいろ出てきたので、やってみると動作がある程度理解できるようになった。先人に感謝!
コネクタがSMAなので「変換コネクタ(SMA-J⇔UHF-J)(¥250)」を調達。
正確に測るには、周波数を切り替えるたびにキャリブレーションを取るとされている。
早速ネットワークアナライザを用いて移動用アンテナの特性を見る。
初めにアナライザでアンテナの状況を確認し、同調点をアマチュアバンド内に追い込んでからIC-705を使って調整を行う。
その後アナライザで各バンドの特性を測定した。
※グラフの中には周波数特性がずれているのがあったりで、正しく測定できていないところがあるようです。
まだ使い慣れていませんのでご容赦を。
■Diamond
モービルアンテナHV-4(+自作のワークバンドエレメント)
コンパクトなのに7~144まで送信できる優れもの。
帯域が狭いのは仕方ありません。よく使う周波数にきっちり合わせます。
7MHz
7.010~7.030はいい感じ。
10MHz
同調はしているが、インピーダンスが落ち切っていない。原因分からず。
14MHz
14.040~14.060はいい感じ。
18MHz
バンド内いい感じ。
21MHz
21.000~21.120はまずまず。
24MHz
バンド内いい感じ。
28MHz
28.000~28.120はまずまず。
50MHz(無調整)
バンド内いい感じ。
144MHz(無調整)
バンド内いい感じ。
■CIPスペシャル
CIPスペシャルはマーキングをしておけば概ね同調点を再現できるが、基本的には設置するごとに調整が必要である。
バーチカルアンテナはインピーダンスが36Ωとされており、測定の結果も36Ω前後を示している。
7MHz
余裕でOK。帯域も広い。
3.5MHz
こちらもOK
1.9MHz
さすがに帯域が狭くなる。
1.8MHz
こちらも帯域が狭い。
■ NanoVNA の感想
瞬時に表示してくれるグラフィック表示は大変便利だ。
同調点がバンドの上か下か一目瞭然。慣れてくると操作も早くできそう。
また詳細な測定でなく、アンテナ調整のようにバンド内に追い込む程度であれば、都度キャリブレーションを行う必要もないのではないか?
せっかくなのでバランの特性も図りたい。ギボシも調整したい。固定用アンテナもレベルアップしたい・・・夢は膨らむ
あとグラフの見方を勉強しなきゃ...
実験は続く~