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移動用1:1バランの製作 その3フェライトコア編 (2021/4/28 23:16:32)
その後、T-80#6の巻き数を変えてみたが、6回巻きは全然ダメ。10回巻きでは少し改善されたが、今一つすっきりしない。
調べてみるとバランの記事ではFTシリーズの使用例はあるが、Tシリーズの使用例は少ないようだ。そもそもコア選定でつまづいていたということか???
部品箱をごそごそやってみると、ずいぶん前にOMさんから頂いたコアが出てきた。
サイズを測ってみるとどうやらフェライトコアの FT-140#43(Yahooオークションで@360程度)らしい。
早速コイルを巻いてみることに。
↑左からT-80#6の6回巻き、T-80#6の10回巻き、FT-140#43の10回巻き。
並べてみるとT-80に比べるとだいぶでかい。T-80相当の大きさではFT-82というのがあるようだ。
ケースに組み込み、ギボシダイポールと組み立て式支柱を抱えていざ測定場所へ♪
7MHz
同調点が少し高くなった、SWRも落ちてCWにはちょうどよいくらいか。
10MHz
バンド内SWR≒1.0。いうことなし。
14MHz
バンド内SWR≒1.0。いうことなし。
18MHz
エレメントが長いのだろうSWRが落ちていないが、T-80より改善している。
21MHz
SWR<1.5。エレメントを短くすればもう少し改善しそうだ。
24MHz
バンド内SWR<1.5。T-80より少しSWRが高くなった。
28MHz
28.5MHz以下ではSWR<1.5。T-80より改善している。
というわけでFT-140を使用したところ、測定した7-28MHzの範囲内ではバランとして機能をはたしていることが確認できた。
ギボシアンテナもコンテスト周波数では使用できるのが再確認できたわけで、一安心といったところだ。
さて、これまでいろいろと揃えてきた移動グッズは3年ぶりの「フェリーでGo! 垂水移動運用」のために他ならない。
天気のよい日曜日にでも早朝から移動したいものだ。
2021/04/28追記
先日のAll-JAに参加しました。
本バランを用いて14MHzでCQ。134局と交信できました。
IC-7300M 50W DP6mH
JCC4621 南さつま市金峯山
交信いただきました各局、ありがとうございました。