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feed 移動用1:1バランの製作 その1製作編 (2021/4/4 20:44:33)

 移動用に1:1バランを製作したい。

目標:入力電力50W以下、使用周波数3.5~28MHz

■これまでの経緯

 HAMを再開したころハムショップにあった材料:T-80#6で以前21MHzVDPのバランを作ったことがあり、当時14~28MHzで使用できていたもの。トリファイラー巻きで5回巻いたものだったと思う。アンテナハンドブックの記事からみようみまねで作った割にはアメリカ西海岸とSSB交信実績あり。

 このバランを使ってギボシダイポールを作ったのだが、その後DiamondのBU-50(1.7~40MHz)を入手したためバランのみ入れ替えて使用してきた。移動して参加する各種コンテストで長年使用してきたものだが、先日アンテナアナライザをお借りして調べてみるとハイバンドの整合性が悪い。同調周波数が希望するところとずれているのは理解できるが、SWRもすとんと落ち切っていないではないか。

 これはいかん!アンテナチューナーでごまかしている場合ではない。

というかIC-705ではチューナーを使わない方針なので、アンテナをきちんと整合させたいのである。



■バランの概要

トロイダルコア:アミドンT-80#6(手持ち。黄色) Optimum:10MHz-90MHz, Typical:1-120MHz

線材 :Φ0.8mmエナメル線(手持ち)

巻線長:計算値27cm+余裕10cm=約40cm

 ※参考:jf1vruさんのトロイダルコアの計算(カーボニル鉄コア)

巻き方:トリファイラー巻き ※参考:アンテナハンドブック

巻き数:12T ローバンドでは使用実績がない。アンテナハンドブックでは10Tと書かれており、3.5MHzで巻き数が足りないといけないのでまずは12Tとしてみる。

 コアが大きくないのでこれ以上は巻くことが困難である。

■巻き方     ※参考:大進無線さんのHP

1.材料をそろえます。

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2.線材を半分に折り、コアに通して丁寧に巻いていきます。

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3.固定用の基板に線材を通します。

Dscn5414

基板の穴を通すときに一つずらすことで配線がしやすくなります。

Dscn5415

両側の線材は外側に、真ん中の線材を内側に倒すとトリファイラーの配線が簡単にできます。

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4.基板から線材を通すとコイルが基板に固定され扱いやすくなります。

Dscn5416

5.ケースに組み込むよう線材の長さを切りそろえ、ラグを取り付けます。

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6.ケースに入れてラグをねじ止めします。Mコネの心線は直接半田付け。いい感じになりました。

Dscn5418

実験は続く~

 


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