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feed JARL第10回定時社員総会ご報告(その1) (2021/6/28 1:16:25)

2021年6月27日に行われたJARL第10回定時社員総会に、社員として初めて参加致しました。 赤字決算は可決され、社員提案の役員3名解任議案は否決されました。 力及ばずでした。

速報版として、 私の準備書面 に対する回答を中心に、いくつかメモしておきます。

会員数の増減についてのシミュレーション

(日野岳専務の一括答弁)紙に書いたものはないが、毎年の予算の作成過程では作成している。

【山内感想: 例年の予算で問題となる、場当たり的で過大な入会者数の予測のことでしょうか。いずれにせよ 要するに、きちんとしたシミュレーションは行っていないようです。】

ビューローについて

(日野岳専務の一括答弁)転送枚数は若干増えているため若干の遅れが出ている。申し訳ない。元請として、「 状況によりまして遅れ解消のための対策を打たなければならない、ということを検討するときが来るかもしれません。契約そのものを見直さなければならないということで、ビューローとも交渉中 ということでございます。」

(山内からの追加質問)事業報告の「QSL・SWLカード転送状況」によれば、令和元年度の取扱処理枚数が9,491,360枚、0.2%減ということだが、これはビューローから会員に発送される枚数のことか。また、第54回理事会報告に、QSLカードの取扱枚数は前年比117%と大幅増加とのことであるが、これは、会員からビューローに送られてくるカードの枚数のことか。もしそうだとすると、カードはどんどん溜まっていき、ビューローはいずれパンクし、もうやめますと言われてしまうかもしれない。会員に、枚数を減らすお願い、例えば、1枚のカードに複数のQSOを書いて欲しいとか、カードの発行を遅らせて欲しいというお願いをする必要もあるのではないか。ともあれ、契約はあと何年残っているか、バックアッププランは用意しているのかを準備書面で質問したが、回答してもらっていないのでお答え頂きたい。

(宮本会員部長の回答) 9,491,360枚、0.2%減はビューローの処理枚数で、117%増というのはビューローに送られてくる枚数。ご理解のとおり。

(日野岳専務の回答)「遅れについては随時、事務局とビューローとで連絡を取りまして、・・とにかく状況によりましては、元請けとしてなにがしの対策・方策を考えなければならない、これは常時考えているところであります。 いま、具体的なものは特にありませんけれども 契約書は1年契約で、来年の1月まで ということになっております。」

(鈴木議長から、バックアップ体制について、もうちょっと答えて欲しい、と促されて)「 今具体的な策を申し上げられませんけれども、前回の理事会でも取り上げて、検討中でございます。

【山内感想:QSLカードの枚数の増加について何らの対策も取っておらず、すぐに取るつもりもなさそうです。ビューローの維持について、日野岳執行部に任せておいてよいのかとても不安を覚えました。】

日野岳氏への退職金について

(髙尾会長の一括答弁)昨年の社員総会でも説明したが、職員としての退職金である。事務局職員の給与・退職金等については、「 回答を差し控えさせて頂きたい と思います。」

(山内からの追加質問)先ほど会長は回答を拒否されたが、私は日野岳専務に対する退職金という秘密を詮索したい訳ではなく、 業務執行権を有する髙尾会長または日野岳専務理事が、「事務局職員退職一時金支給規定」という規則に従ってきちんと退職金を支払っているかを問いたいだけ である。プライバシーを理由に拒否されるのではなく、規則に従った計算なのかをお答え頂きたい。私の計算によれば、日野岳さんの退職時の給与は約105万円ということになるが、こんなにたくさんの給与を受け取っておられたのか。準備書面の質問に答えられたい。

(日野岳専務の答弁)「 とにかく、質問者が仰るような多額な月給はもらったことはございません。 」職員と専務の給与を二重にもらっていることもありません。

(山内からの追加質問)もう一度お聞きする。私は、専務理事の給与75万円に、何らかの理由で35万円(注:正確には40万円)を上乗せして計算されたのではないかと想像するが、きちんとお答えになった方がいいのでは。

(髙尾会長)先ほど申し上げたとおり、「 回答を差し控えさせて頂きたい と思います。」

【山内感想:555万5000円の退職金について、疑惑は深まったとしか思えません。】

社会貢献活動ガイドラインについて

(日野岳専務の一括答弁)ガイドラインは、近いうちに有識者の意見を踏まえながら作成中で、9月の理事会には諮りたい。「総務省と何度も打ち合わせをした。鳥獣対策では金銭の授受があることも知っているし、話がでている。基本的には、交通費・食費くらいは認められるが、 報酬として受け取るのはボランティアの範囲外であるということを申し合わせています。業として行うのもダメですということ です。これは、最終的な判断は総務省、総合通信局ということになります。このことは、JARL、JARD、総務省、3者同席の場で話し合っています。」

(山内からの追加質問)社会貢献活動にアマチュア無線を利用することは、私は基本的にはいいことだと思っているが、「金銭上の利益のためでなく」という要件との関係が問題になる。米国では実費すら受け取れないという運用がされていると聞いている。ところが、パブコメにおける総務省からの回答では、基本的には実費までだが、国又は地方公共団体が事業主体となる場合は、実費を超えてもかまわない、と答えている。私はこれは、アマチュアの定義に反すると考えているが、先ほどの専務理事の回答で重要なのは、報酬が払われる場合は社会貢献のために使えないと総務省と申し合わせをした、と発言された点である。総務省と、そのように握れているのであれば、JARLとしては、総務省のパブコメにおける回答にかかわらず、「報酬を払ってもらっては困る、実費ならまだしも」、というガイドラインを作るべきだと思う。 私はそのような主張をブログに書き、JARL事務局に送り、なんならお手伝いしますとまで申し上げた が回答がなく、どんなガイドラインになるかと思ったらできない・・・これはないだろうと思うが、それはともかくとして、9月の理事会にかけられるガイドラインには、 実費はともかく報酬が払われる場合はアマチュア無線は使えないと明記されるのか。これは、実費以上の報酬が出ている猟友会と真正面からケンカすることになる。私は、JARLとしてぜひそれをやっていただきたいと思うが、そういう覚悟があるということでよいのか 、確認したい。

(日野岳専務の答弁)「まだ現実に、しっかり詰めたわけではございませんが、私としても、 山内社員がおっしゃるような意向とほぼ同じ だということでご理解賜りたい。」

【山内感想:9月の理事会にかけられるというガイドライン案に、「実費はともかく 報酬が払われる場合はアマチュア無線は使えない 」と明記されるのか、注目したい。 なお、ガイドライン案は、事前に会員のパブコメに掛けられるべきだと思うが、それは行わないようで、残念である。

9エリア理事の再選挙について・不明朗な支出の返金について

(日野岳専務の一括答弁)選挙管理会が告示を作成してJARLニュースに載せ、立候補を受け付け、投票用紙、開票ということで 5ヶ月かかる ので定時社員総会に間に合わない。この場合は補充選挙は行わないということになっている。

(山内からの追加質問)準備書面に書いてお答え頂いていないことがある。去年の会計帳簿上、不明朗な支出がある。会長の義兄の葬儀に対するお花代や、なぜか福岡で、選挙準備期間中におそらくファーストの会で呑んだのでしょう、スナック40,000円の領収書がでてきた。数百万円の会長打ち合わせ費も出てきた。私がなぜこれを問題にしているかというと、金額ももちろんだが、 支部の皆さんが、どれだけ切り詰めて、自腹を切って活動されているか、それに思いをされたことがありますか。 支部大会の抽選会の1等がハンディ機であることが多いが、実はこっそり聞いたところでは、支部長が自腹を切っている。 ハンディ機は5万円くらい。会長は仲間との飲み代に4万円を使うって、あり得なくないですか。 会長のラジオ番組で支部大会の紹介をするときは、「抽選会あるんですか?」「1等はハンディ機ですか?」と煽るから、支部長は自腹を切ってるんじゃないんですか。 交通費も出ないなかで、皆さんJARLのために一生懸命頑張っていらっしゃるのに、何で会長はこんな飲み食いをするのか 。私はそれを許せなくて、帳簿を見ている。その思いを考えて頂いたうえで、去年の会計について、決算を通ったからいいやではなくて、 見直して、さすがにこれはまずかったと思い補填される意思はないのか 、会長におたずねしたい。

それから、選挙規程5条によれば、選挙の告示は連盟事務局に掲示して行うとあり、その後、直近のJARLニュースに載せればよいとなっている。昨年の選挙について4件の異議が申し立てられたが、JARLニュースにもJARL Webにも掲載されず、事務局の掲示板にこっそり載っていただけだった。なぜ、選挙について、異議と同じ扱いができないのか。 選挙はJARLの民主主義の根幹である。 本音では、選挙をやると正常化プロジェクトの理事が9エリアから出て困るということではないのか。

(髙尾会長の答弁)私の親族の葬儀への、日本アマチュア無線連盟のほうから、生花を頂戴しました。質問はなんか、たしか香典と書かれていましたが、生花を頂戴しております。 本当にありがたく頂戴した ことでございます。あと、、飲食の関係でございますが、昨年ご説明をさせて頂きましたとおり、 会員増強、組織運営、いろんな形で、皆様方のご意見を頂戴するということで 、そちらの地域にも、足を運ばせていただいて、皆さん方と、いろいろ、打ち合わせをさせていただいて、 広報活動、組織運営のために、ということで、使用させて頂いた 次第です。こちらが、私の、回答とさせて頂きたいと思います。

(日野岳専務の答弁)事務局に告示しただけではだれもわからない。これまで選挙をスタートさせるときは、必ずウェブだけではなくてJARLニュースで会員の皆様に広く知らせるということにしている。JARLニュースがスタートということになっているので、 JARLニュース1月号には間に合わないので 、できなかったということである。

(宮田総務部長の答弁)裁定会の結果については、JARLニュースに掲載されています。

(山内の追加質問)端的に会長にお聞きしたい。 疑いがかかっている飲食費を見直して、JARLに返金・補填する意思はありますか、ありませんか 。これをお聞きしたい。また、選挙の結果ではなく、裁定の結果について、JARLニュースに出ていますか?

(髙尾会長の答弁)先ほどもお答えさせて頂きましたとおり、飲食等の件につきましては、いろんな地域にお伺いして、広報活動、組織運営のために活用させていただいたものでございます。 以上、お答えをさせて頂きました。

(宮田総務部長の答弁)裁定結果が出たものについては機関誌に掲載するとされているので、裁定結果が出たものはJARLニュースに掲載されています。

【山内感想(会長飲食費について):支部活動と本部飲食費を対比した質問では、私も感極まってしまったかもしれません。それに対し、木で鼻をくくる答弁しかしない髙尾氏の人物像については、、なんとも、どう言えばいいのでしょうか。】

【山内感想(9エリア選挙について): 昨年なされた4件の選挙の異議申立の裁定のうち、7エリア社員に「勧告」がなされた2件については、確かに、JARLニュース2020年夏号32ページに掲載されていました。失礼いたしました。ただ、残り2件は申立棄却でしたので、確かに規則上はJARLニュースに掲載しなくても良いのかもしれませんが、そういう規則で良いのか釈然としないものが残ります。それはさておき、 9エリア理事の再選挙が行われなかった理由については、最後まで納得いく説明を聞くことはできませんでした。】

(2021-06-28 記)


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