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feed JARL第10回定時社員総会ご報告(その3) (2021/7/2 23:40:17)

定時社員総会報告 その1   その2  の続きです。

第2号議題~第4号議題の審議方法・・・一括質疑ではなく個別質疑で

第2号議題の冒頭、まず鈴木議長から、第2号議題から第4号議題についての質疑はまとめて行い、採決は個別に行うとの提案がありました。私から、3人の解任議案はそれぞれ内容が違うので、審議は別々に行うべきであるとの動議を提出したところ、鈴木議長は、3人につき別々に審議するよう進めたいと述べられ、議場から拍手が上がりました。適切な議事進行であったと思います。

第2号議題(日野岳理事解任)に関連した議論

解任提案以外の方法(例えば減俸等)はないのか?

(日野岳専務の一括回答)社員総会に提案できる議題は制限があり、解任以外の提案はなかなか難しい。

【山内の感想】いきなりの「解任」に抵抗を感じる方がいらっしゃるかもしれません。ですが、日野岳専務も認めるように、 法律と今の定款を前提とすると、理事の資質・責任を 社員が 問う方法としては、「解任議案」くらいしか手がない のです。将来的には定款を改正して、もう少し中庸な議題を提案できるようにするのもいいかもしれません。

社員のブログの削除

(日野岳専務の一括回答)社員の個人情報に関わることをインターネット上に掲載されていたために削除をお願いした。役員や事務局に社員の方から苦情が寄せられたのでそれを受けての措置。投票行動は社員の個々の信条に関わることなので保護されるべき。社員として個々に承諾を取ることは考えていない。

【山内の解説】 JJ1WTL本林社員が、開示された委任状・議決権行使書をもとに「どの社員がどの社員に委任状を出したか」「どの社員が議決権行使書を提出したか」をブログに記載したところ、JARLの新しい顧問弁護士(オーセンス)から本林社員とブログホスト事業者に警告書が送られ、記事が削除された事件 を指します。社員総会の場でも申し上げましたが、

  • ある情報が個人情報か否か、秘密にされるべき情報かは場面によります。
  • コールサインは総務省のデータベースに載っており、単独では、当然、公開情報です。JARL顧問弁護士はアマチュア無線家ではないので、実態を知らないのでしょう。
  • コールサインと名前の組み合わせは、原則として個人情報であり、JARLはむやみに公開してはいけないと思います。ただし、 理事と社員については、当選すればコールサインと名前がJARL Webに公開されることを承知で立候補している のですから、明示・黙示の承諾があり、誰が公開してもOKなはずです。
  • 社員の総会での投票行動(委任状・議決権行使書の提出状況にとどまらず、賛否も)は、選挙によって選ばれた役職である以上、有権者にすべて公開するのが本来の正しい姿と考えます。
  • ただし、現職の社員の中には、投票行動がすべて公開される前提(覚悟)で立候補していない方もいるようです。将来的には、立候補要項に「賛否はJARL会員サイトで公開されます」と明記し、公開を覚悟できる方のみが社員に立候補するようにすることが、健全な民主主義のために必要と考えます。

なお、社員総会終了後、 髙尾会長から全社員に不思議な文書 が送付されました。現執行部は、①委任状や議決権行使書の内容が公開されることをなぜかとても嫌っており、②できるだけ公開されないように努力していることを全社員に懸命にアピールしたいようです。

速記録廃止

(日野岳専務の一括回答)理事会で検討。法律が議事録を作成すれば足りるとしている。これからも一般社団・財団法人法に沿った運用、JARLだけ特別なことをするのはやめた方が良いのではということで廃止した。

【山内の解説】法律は、速記録を作成することを禁じていません。 日野岳専務の説明は、法律を自分たちに都合良く解釈しているだけ です。コロナ禍もあり、どの会社も、株主総会はウェブ中継を行うなど、経営の透明化と情報開示に努めているのが時代の流れです。 会員の集まりであるJARLだけが時代に逆行している のは、とても悲しいことです。多くの社員から、速記録の復活や、録音の公開を希望する声が上がったのは、当然です。

第3号議題(髙尾理事解任)に関連した議論

髙尾氏はEMEをやっていたことがあるか?

(坂井社員の質問)Yahooオークションで会長がEME改造したIC-9100が出品されていたが、過去に会長がEMEをやっていたという話はなく、EME免許も確認できていない。会長として 電波法違反 をしているのではないか。

(髙尾会長の回答)「そのようなことは全くございません・・(どれがないんですか?という声に対し)電波法違反は全くございません・・(改造の事実については?という声に対し)改造した事実については、私は、今現在確認をしておりませんので、お答えは差し控えさせて頂きます。」

(坂井社員の質問)確認していないということですが、今ここにエビデンスがあります。確認しますか?

(髙尾会長の回答)「それが・・え、どう言うんでしょうか、じ、実際の書面であるかどうかを確認しかねると思いますので、えー先ほどのとおりの回答をさせて頂きます。」

(鈴木議長)「では、これ以上のやりとりは、個別にやって頂きたいと思います。・・(議事進行の声)議事進行の声もかかりました」(次の質問者へ)

【山内の感想】逃げましたね。。

伏見氏に立候補をやめるよう求めながら推薦理事に推薦しなかった件・割り勘金に関する疑惑の件

(田原社員の質問) 伏見氏に立候補をやめるよう求めながら推薦理事に推薦しなかったことを否定されたが、その後、推薦理事を決める第38回理事会で議論されている。音声ファイルも持っているが、1時間18分にわたってその件が議論されているのだが、伏見氏は立候補する意思があったのに、推薦理事になっていないから紛糾したのではないのか?

それから、会長は、理事の間で行われた会食に関し、割り勘でお金を集めて、店からは領収書をもらってJARLからお金を引き出しておられる。これは他の理事も肯定されている。二重にもらった費用はJARLに返したのか、理事に返したのか、両方に返したのか、一切返していないのか、いずれか。

(髙尾会長の回答)「理事会で、伏見氏のことを討議したことはございません。私もあの、今初めて伺いました。伏見氏に、立候補するなと申し上げたこともございませんし、どういう風なことになっているのかよくわかりません。伏見氏は、あの・・確かその後にも立候補されたことがある方ですね。ですからご本人がどう仰っているのかわかりませんが、私は伏見氏について、立候補しないでくれという言ったようなことは一切ございません。理事会運営についてのご協力を賜りたいしたいということで、いろいろ意見交換をすしたりといったことは、当然やらしていただいています。先ほどの理事会については、そういう討議はございません。はい。・・・それから、適切に対処させて頂いていると思います、会合についてはですね。以上です。」

【山内の感想】これも、逃げましたね。

昨年の社員総会の委任状について

(山内の質問)会長は昨年の委任状について、それぞれの社員の意思の反映であると仰ったが、去年は、6月の本会と9月の継続会があった。6月の時点では、1エリア前田さん以外は全理事が承認される議決権行使書が揃っていた。その後、9月までの間に委任状が集められ、41通が仙石さんに渡され、4人の理事に反対されて否決された。この間に会長は電話を掛けたと言うことだったけれども、社員に対して、「4人の理事について否認をするからよろしく、あなたは議決権行使書では4人の理事に賛成していたけれども。」と言ったのか言ってないのか。言ってないとすると、それは、「社員の意思」では無いと思う。 現に、5エリアや6エリアの複数の社員から、「あんな形で委任状を使われるとは思わなかった」という声を私は聞いている。これが、民主主義をねじ曲げている。 JARLでは、会長が絶大な権力を握る仕組みになっているのだから、謙抑的になって頂きたい。それはともかく、6月の議決権行使書の状況と、9月の委任状の状況を比べると、理事の選任状況について格段の差があったのだが、これでも、社員の意思だという風に仰るのか?

(髙尾会長の回答)「 そのとおりでございます。社員のみなさまの、意思決定でございます。

【山内の感想】あくまで、社員の皆さんに責任をかぶせています。もはや、 大きなため息 を付かざるをえませんでした。

第4号議題(佐藤監事解任)に関連した議論

(佐藤監事の一括答弁)私は過去に16年間青森県支部長を務めた。青森県アワードについて、私がいかにも不正を行ったような告発がなされいるが、青森県アワードは自分が作ったものではなく、前任者のJA7NAL菊池支部長の時代に、篤志家の方から寄付をいただいて、それをもとにアワードを作ったと聞いている。その経緯から、支部費から1円も支出していないので、支部の会計とは別に行われていると思う。資料には支部の決算書などもついているが、何を言われているのかわからない。

監事としての資質も問われているが、私は昭和57年から会社を経営しており、45年間決算書をみている。JARLについても、支部長に就任してから社員総会には欠かさず出席し、皆さんの意見を聞いている。ところがこのような、告発に近い意見が出ることは、私の不徳の致すところで、反省している。恣意的な作為を感じ、さみしいことだと思う。質問は謙虚に受けるので、よろしくお願いします。

(田原社員の質問)アワードを始めたのが誰かともかく、支部長時代に発行されていることを知っていたはず。支部の事業としてやっている以上、支部会計に含めるべき。

(佐藤監事の回答)支部から1円もでていないので、支部では決算書を書くべきではない。また、支部大会では、アワードマネージャーから発行部数を報告をさせている。なので、ここに言われるようなあたかも不正のようなことは行っていない。

(平田社員の質問)私は支部役員である。支部の事業であるかぎり、今後は合わせないとダメ。 篤志家の方から頂いたのなら、寄付金として処理してあげればいい 。ずっと分けておく必要は無い。ずっと疑念を抱かれるようなことを放置していたのではないか。

(佐藤監事の回答) 次期青森県支部長には、助言をしたい と思う。

(山内の質問)監事の役割は、会計監査の他に、法令遵守のチェックもある。それを前提におたずねするが、①2019年度の髙尾会長の疑問のある支出についてチェックをして、「これはさすがにJARLに返金をした方が良いのでは?」と髙尾会長に助言をされたか、②2018年度以前について同じような調査をしたか、以上は申し訳ないが監事の資質に関わってくること。③9エリアの再選挙が行われなかったことについて、規則を素直に読めば、残任期間しか考慮できないので、16ヶ月残っていたのだから普通は再選挙をやるべきだったし、定時社員総会に間に合わなければ臨時社員総会を開くべき場面だったと思うが、監事として助言はされたか。

(佐藤監事の回答)不明朗な支出について返還を促したかについては、公認会計士に聞いたところ、問題は無いということで、補填は促していない。2018年以前については、公認会計士と一緒に、総勘定元帳、広報活動費、交通費、渉外費と、遡って閲覧して、問題は無いというふうに思っている。9エリアの選挙の件は、理事会に報告事項で上がり、いずれも理事も、選挙をやれというまでは言っていなかったので、私もまあたぶん良いんじゃないかなと思った。

(山内の質問)会計を見ている監査法人だが、契約書を見たところ、監査に使っている時間は2日間、報酬はわずか40万円である。このレベルだと、おそらく帳簿のチェック、表面上作られているかどうか、銀行の残高とあっているかどうかという程度のチェックであって、1個1個の支出が、JARLにとって適切なものであったかどうかは、40万円では監査していないのが普通。それをチェックするのは誰かというと、理事であり監事である。まずは理事が、4半期に1回の決算書をみて、一昨年までは、旅費交通費が予算を超えてたりしたのだから、その時点でおかしいといって止めないといけなかった(副会長うなずく)。そして、最後の砦は監事であるので、きちんとやって頂かないと困るのだが、監査法人とチェックをして、監査法人が、個々の支出を見て、JARLの支出として問題がないと仰ったということなのか。

(佐藤監事の回答)監査法人の他に税理士もみている。税理士は毎月見ているんだろうと思う。私は毎月はみていないが、やはり監査法人、税理士に委ねることが多いのだろうと思う。ただし、 いろんな方からいろんなご意見を頂くので、総勘定元帳を中心に、これからは見ていきたい と思う。

【山内の感想】佐藤監事は、髙尾氏や日野岳氏とは違って、誠実に答えようという姿勢は感じられました。ただし、青森アワードについては、正常化PJメンバーからの事前の再三の問い合わせに回答されなかったことが、問題を大きくさせました。あと1年は監事職に就かれるのでしょうから、今回の指摘を踏まえ、きちんと責任を果たしてくださることに期待したいと思います。

(2021-07-02 記)


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