無線ブログ集
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ナショナル RJ-380 調整 (2021/7/7 17:44:00)
RJ-380 調整のためお預かりしました。
ロッドアンテナの1段目が抜けてしまうとのことですが、アンテナ基部(一番太い段)がかしめてある構造のため胴体を切断しなくてはなりません。
ロッドアンテナの修理業者はありますが、ここは交換するしかありません。
中古の出物もなく、曲がりを修正するのみとしました。
電源ONのときにSメーターが左に振り切ってしまうとのことです。
確かに。。。
分解してみましょう。
何か文字が書いてあります。 参上!っていうことでしょうかね。
周波数ダイヤルを外したところ。
ここにも文字が書いてありました。
ボリュームつまみを外したところ。
金色の縁取りがありました。
他にも、中のコンデンサーに色が塗ってあったり、ネジ穴の縁が塗ってあったり「こんなところにも。」そういう場所を探すのが楽しい無線機でした。
修理、ご苦労されましたね。
ハンダこての熱が強すぎるためにパターンが剥離したようです。
熱量は30Wくらいのものが良いと思います。
鉛フリーハンダの場合はすぐにツヤが無くなり、ハンダごてにハンダが付いてきてしまいます。
ツヤが無くなってくると扱いにくいので、ペーストを使って濡れ性を回復させて下さい。
ハンダ後に基板に残ったペーストはキレイに洗浄してください。
後にパターンを酸化させてしまうので無水アルコールで拭き取ります。
パターンの上で長くゴチャゴチャすることも無くなり、パターン剥離も少なくなります。
この時代は紙フェノール基板のようなものですから、どうしても剥離してしまいますよね。
盛りが足りないかなと思うところに再ハンダをしました。
現状にて動作しているため、このままでアルコール洗浄をするのみとしました。
12Vのとき、
Sメーターの指示をこの位置になるように調整。
パターン再ハンダと基板のアルコール洗浄をしたところ、Sメーターの振り切りは改善しました。
10,8Vにて送信したとき、
Sメーターの指示をこの位置になるように調整。
Sメーターに照明を取り付けました。
点灯を確認しました。
夜間運用のときにログブックを照らすのに調度良いかも知れません。
送信の調整。
発振コイルを調整中
出力が最大になるように調整します。
MAX1Wのパワー計で半分くらいです。
スプリアス良好。
ナショナルのCB無線機は素晴らしいですね。
周波数。
8CH 27,144Mhz
受信感度の調整。
4CH にて少し強めの信号を受信して、
受信コイルを調整します。
感度が最大になるように調整します。
調整後の復調波形はキレイなサイン波です。
受信感度測定。
ー104,0dBm
スペックシールを添付しました。
RJ-380は変調の掛かりも受信音も聞き取りやすく、良く作られた無線機だと思います。
軍用無線機のようで格好いいですね。
Eスポシーズンお楽しみ下さい。
ロッドアンテナの1段目が抜けてしまうとのことですが、アンテナ基部(一番太い段)がかしめてある構造のため胴体を切断しなくてはなりません。
ロッドアンテナの修理業者はありますが、ここは交換するしかありません。
中古の出物もなく、曲がりを修正するのみとしました。
電源ONのときにSメーターが左に振り切ってしまうとのことです。
確かに。。。
分解してみましょう。
何か文字が書いてあります。 参上!っていうことでしょうかね。
周波数ダイヤルを外したところ。
ここにも文字が書いてありました。
ボリュームつまみを外したところ。
金色の縁取りがありました。
他にも、中のコンデンサーに色が塗ってあったり、ネジ穴の縁が塗ってあったり「こんなところにも。」そういう場所を探すのが楽しい無線機でした。
修理、ご苦労されましたね。
ハンダこての熱が強すぎるためにパターンが剥離したようです。
熱量は30Wくらいのものが良いと思います。
鉛フリーハンダの場合はすぐにツヤが無くなり、ハンダごてにハンダが付いてきてしまいます。
ツヤが無くなってくると扱いにくいので、ペーストを使って濡れ性を回復させて下さい。
ハンダ後に基板に残ったペーストはキレイに洗浄してください。
後にパターンを酸化させてしまうので無水アルコールで拭き取ります。
パターンの上で長くゴチャゴチャすることも無くなり、パターン剥離も少なくなります。
この時代は紙フェノール基板のようなものですから、どうしても剥離してしまいますよね。
盛りが足りないかなと思うところに再ハンダをしました。
現状にて動作しているため、このままでアルコール洗浄をするのみとしました。
12Vのとき、
Sメーターの指示をこの位置になるように調整。
パターン再ハンダと基板のアルコール洗浄をしたところ、Sメーターの振り切りは改善しました。
10,8Vにて送信したとき、
Sメーターの指示をこの位置になるように調整。
Sメーターに照明を取り付けました。
点灯を確認しました。
夜間運用のときにログブックを照らすのに調度良いかも知れません。
送信の調整。
発振コイルを調整中
出力が最大になるように調整します。
MAX1Wのパワー計で半分くらいです。
スプリアス良好。
ナショナルのCB無線機は素晴らしいですね。
周波数。
8CH 27,144Mhz
受信感度の調整。
4CH にて少し強めの信号を受信して、
受信コイルを調整します。
感度が最大になるように調整します。
調整後の復調波形はキレイなサイン波です。
受信感度測定。
ー104,0dBm
スペックシールを添付しました。
RJ-380は変調の掛かりも受信音も聞き取りやすく、良く作られた無線機だと思います。
軍用無線機のようで格好いいですね。
Eスポシーズンお楽しみ下さい。
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