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猿鼻山(標高1216m)7/24 (2021/7/24 18:29:01)
今シーズン初の奥山登山、南面白山と猿鼻山に登ってきました。往復5時間ほどの行程ではありますが、気温が上がりバテバテになってしまいました。
面白山高原駅前
旧ゲレンデ前(登山口)
南面白山(コスモスベルグより)
仙山線始発に乗車。朝方、宮城県側がどんよりしていたこともあってか面白山高原駅下車は5人のみ。トンネルを抜けると山形県側は青空が広がっていました。皆さん、北面白山に向かったようで、南面白山は自分のみでした。旧スキー場を登りきるとブナの美林。
一気に急登となり、尾根に着いたかと思うともうそこが山頂。山頂までまったく眺望がないものの見事なブナ林には圧倒されます。駅から2時間ほどで南面白山山頂着。大東岳、北面白山は雲の中。めざす猿鼻山も薄いガスが流れていましたが、休憩している間に小東岳への稜線も見えてきました。
南面白山山頂
猿鼻山と小東岳(右奥)
いつもこの山頂でやめておこうか、猿鼻山に足を延ばそうか迷いつつ、隣の山へと続く細い縦走路を眺めていると、つい登りたくなってしまいます。標高差100mほどをいったん下降、鞍部からほぼ同じ高さを登り返す。今シーズンの刈り払いはまだのようで、登山道は藪状態でした。約40分で猿鼻山山頂着。空気が澄んでいれば熊野岳に続く蔵王の山々、朝日、飯豊連峰とパノラマですが今日はいづれも雲の中。相変わらず山頂標識もありません。縦走路の通過点で、この山を目的に登る人はたぶん皆無と思います。でも自分的には山深さ、眺望、静かさを併せ持つ、名山に数えたい山の一つです。
猿鼻山山頂
大東岳
誰もいない広々とした笹原でさっそく無線運用。
<本日の装備>
リグ FTM10S(145MHz 10W設定)
アンテナ 1λループ(ガンママッチ)
電源 小型バッテリーMB-F100PD(12V給電)
PDバッテリーから12V給電、10Wでどの程度持つか試してみました。また久しぶりに1λループアンテナを使ってみました。約2時間の運用、終了時の残量は39%。FTM10Sの場合10Wでも3時間以上持ちそうな感触でした。12V給電なのでさほど熱くなりません。夏場はこの軽量PDバッテリーとFTM10Sの出番が増えそうです。交信の方は山形、宮城、福島、岩手、新潟各局に呼んでいただきました。1λループはほぼ方角を変えずに使いました。さほど飛んでいる感じはなく、途中でRH770に換えてみたものの、どちらも信号の伸びは特段感じられませんでした。
下山は同じルートを戻りました。いったん下って南面白山に登り返し。ちょうど日差しが当たってきついです。これでバテてしまいした。南面白山からは下るのみですが、息も絶え絶えで、早く駅前の山荘でビールを飲みたい一心でした。途中、この暑さの中、北面白山から縦走してきたというランニング登山の方々が軽々と追い越していきました。