無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
記憶の片隅にあるもの (2021/8/1 14:16:03)
かつて月間ラジオの制作誌で、現在のSummer Vacation (SV)の元ともなっている一斉オンエアイベントがありました。
中でも一部のマニアで今も語り継がれているのが、1984年の8.5大移動作戦です。
この時は市民ラジオの1メーカーでもあったソニーがスポンサーにもなり、読者移動隊が全国各地に配備されて大賑わいとなりました。
この時、事前に移動告知をしていた局に目を奪われました。
八ヶ岳最高峰の赤岳に移動告知をしていた2局です。
年齢は2人とも、”15才”。
今では高所山岳移動局も多いのですが、当時としてはそんな高所に移動するような局はほとんどなく、同年齢に近い人がそんなところから移動運用するのかと非常に驚いたものです。
(個人情報という概念があまりない時代ですので、住所・氏名・電話番号・年齢など掲載されていました。)
今回、移動地に赤岳を選択したのは、昔から記憶の片隅にあった驚きをふと思い起こしたからです。
15才の少年が2人で運用を行った場所から出てみようと。
そして今回、CBではQSOならず(タイミング合わず)でしたが、特小とLCR(デジコミ)でQSOに成功したのは、奇しくも読者移動隊でにいがたRM3を運用していた、ニイガタAA462局でした。
あれから37年、同じルートで電波が繋がりました。
<出展> ラジオの制作:1984年6~11月号
execution time : 0.015 sec