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144MHz CWポケトラの試作 (2021/8/2 7:21:53)
2mは和文を中心にCW愛好家が多いようで、頒布希望もありましたので、144MHz
CWトランシーバー WQ-201をJE3QDZさんと共同で開発してます。
基板は、とりあえず7メガトランシーバー用を使って試作してみました。
LPFは、流石にこのくらいの周波数になるとうまく働かないので3段でカットオフ周波数を150メガくらいで組むと3倍で20dBくらいしか減衰しない全然使えないレベルでした。写真は0-500MHz
そこで、今回は発想を転換してカットオフ周波数を高めに設定して2倍と3倍をノッチで落とす回路でLPFを設計してみました。同時にアースパターンを銅板で強化しています。
まずは、3倍の430メガ付近が落ちるようにローパスを設計。カットオフは300メガくらいにすると3倍波は60dBくらい落とせました。
この状態で送信スペクトラムをみると2倍波のレベルが少し高いようです。
そこで、さらに2倍波のノッチを追加。6pFをLPFコイルとパラに接続します。これで2倍、3倍とも40dBくらい減衰できました。
送信出力は、50mWなのでこれで問題ないレベルとなります。
あと、問題点としては、送信時に6メガくらい離れたところにスプリアスが出ます。
レベル的には、規格ギリギリセーフというところですが150メガあたりは業務局が多いので下げておきたいところです。
これは、5351のPLLの特性上出てしまうものなのか調査中です。
また、CWフィルターは、前より幅を広げて600Hzくらいにしています。
個人的にはもっと広い方が良いと思うのですが、QRPで呼ぶ方の立場では相手周波数に近いところで呼ぶ必要がありますのでメリットはあります。
基板は、とりあえず7メガトランシーバー用を使って試作してみました。
LPFは、流石にこのくらいの周波数になるとうまく働かないので3段でカットオフ周波数を150メガくらいで組むと3倍で20dBくらいしか減衰しない全然使えないレベルでした。写真は0-500MHz
そこで、今回は発想を転換してカットオフ周波数を高めに設定して2倍と3倍をノッチで落とす回路でLPFを設計してみました。同時にアースパターンを銅板で強化しています。
まずは、3倍の430メガ付近が落ちるようにローパスを設計。カットオフは300メガくらいにすると3倍波は60dBくらい落とせました。
この状態で送信スペクトラムをみると2倍波のレベルが少し高いようです。
そこで、さらに2倍波のノッチを追加。6pFをLPFコイルとパラに接続します。これで2倍、3倍とも40dBくらい減衰できました。
送信出力は、50mWなのでこれで問題ないレベルとなります。
あと、問題点としては、送信時に6メガくらい離れたところにスプリアスが出ます。
レベル的には、規格ギリギリセーフというところですが150メガあたりは業務局が多いので下げておきたいところです。
これは、5351のPLLの特性上出てしまうものなのか調査中です。
また、CWフィルターは、前より幅を広げて600Hzくらいにしています。
個人的にはもっと広い方が良いと思うのですが、QRPで呼ぶ方の立場では相手周波数に近いところで呼ぶ必要がありますのでメリットはあります。
execution time : 0.016 sec