無線ブログ集
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SONY ICB-870T チャンネルスイッチ不良 (2021/8/8 20:00:19)
SONY ICB-870T チャンネルスイッチ不良のためお預かりしました。
電池ケースのほうには一切の配線類が付いてこないため、メンテナンス性は良いです。
受信感度が悪いとのことでしたが、アンテナのネジが緩んでいました。
振動で緩んだのか、製造時から緩んでいたのか、これでは良好な送受信はできません。
チャンネルスイッチのナットが緩んでいました。
グニャグニャ動いてしまいます。
基板を分離しました。
チャンネルスイッチを取り外します。
チャンネルスイッチの状況。
8チャンネルの接触が悪いです。
スイッチは水晶発振子の基板に取り付けられています。
取り外しました。
ALPS製のロータリースイッチです。
特別注文のスイッチで、無制限に回らずに8接点で停止します。
頭を潰して封をするタイプですが、潰した頭を削ってフタを取りました。
スイッチにヒビが入っていました。
この部分です。
バックリと割れました。
ナットも緩んでいたし、接触も悪くて、押したりしてだいぶ負担がかかったようですね。
調子が悪い原因は、接点が浮いていたのかも知れません。
特殊なスイッチなのでALPSにも部品は無いと思います。
強力接着剤で補修しました。 なんとかなりそうです。
接点復活剤でクリーニングしました。
頭を削って外したシャフトはもうダメなので、根本から折切断しました。
折ったシャフトの中心にセンターポンチで穴を開けて。
ドリルで貫通させます。
ネジとナットで締めました。
接点不良は何度でも修理できます。
組み立て。
CB無線機はチャンネルを頻繁に何回も切替えて、運用中はガチャガチャしっ放しです。
周囲をガッチリ固定されているので大丈夫かと思います。
ジャギ みたいになってしまった!
受信音が小さいとのことで、オーディオIC周りの電解コンデンサー交換しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
シールドを貼ってあったところです。
剥がさないとコンデンサーが交換できません。
なんでしょう? 硬くて苦労しました。
剥がしたあとの状況です。
電解コンデンサーオール交換しました。
調整を実施。
アンテナにメンテナンスケーブルをハンダ付けします。
少し強めの信号を受信します。
受信コイルを調整して、
感度が最大になるように調整します。
歪のないキレイな音声の波形です。
周波数。
送信の調整。
ロッドアンテナを伸ばした状態で送信します。
ロッドアンテナと平行に設置した電界強度計にて測定。
送信出力が最大になるように、送信コイル及びアンテナローディングコイルを調整します。
マイナス変調にならないように、ピークパワーが重要です。
出力。
1Wのパワー計で半分くらいです。
変調をかけると半分を超えます。
スプリアス良好です。
受信感度。
ー118.0 (dBm)
受信感度のスペックシールを添付しました。
修理完了しました。
チャンネルスイッチもぐらぐらせず、いいタッチです。
電池ケースのほうには一切の配線類が付いてこないため、メンテナンス性は良いです。
受信感度が悪いとのことでしたが、アンテナのネジが緩んでいました。
振動で緩んだのか、製造時から緩んでいたのか、これでは良好な送受信はできません。
チャンネルスイッチのナットが緩んでいました。
グニャグニャ動いてしまいます。
基板を分離しました。
チャンネルスイッチを取り外します。
チャンネルスイッチの状況。
8チャンネルの接触が悪いです。
スイッチは水晶発振子の基板に取り付けられています。
取り外しました。
ALPS製のロータリースイッチです。
特別注文のスイッチで、無制限に回らずに8接点で停止します。
頭を潰して封をするタイプですが、潰した頭を削ってフタを取りました。
スイッチにヒビが入っていました。
この部分です。
バックリと割れました。
ナットも緩んでいたし、接触も悪くて、押したりしてだいぶ負担がかかったようですね。
調子が悪い原因は、接点が浮いていたのかも知れません。
特殊なスイッチなのでALPSにも部品は無いと思います。
強力接着剤で補修しました。 なんとかなりそうです。
接点復活剤でクリーニングしました。
頭を削って外したシャフトはもうダメなので、根本から折切断しました。
折ったシャフトの中心にセンターポンチで穴を開けて。
ドリルで貫通させます。
ネジとナットで締めました。
接点不良は何度でも修理できます。
組み立て。
CB無線機はチャンネルを頻繁に何回も切替えて、運用中はガチャガチャしっ放しです。
周囲をガッチリ固定されているので大丈夫かと思います。
ジャギ みたいになってしまった!
by 北斗の拳
受信音が小さいとのことで、オーディオIC周りの電解コンデンサー交換しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
シールドを貼ってあったところです。
剥がさないとコンデンサーが交換できません。
なんでしょう? 硬くて苦労しました。
剥がしたあとの状況です。
電解コンデンサーオール交換しました。
調整を実施。
アンテナにメンテナンスケーブルをハンダ付けします。
少し強めの信号を受信します。
受信コイルを調整して、
感度が最大になるように調整します。
歪のないキレイな音声の波形です。
周波数。
送信の調整。
ロッドアンテナを伸ばした状態で送信します。
ロッドアンテナと平行に設置した電界強度計にて測定。
送信出力が最大になるように、送信コイル及びアンテナローディングコイルを調整します。
マイナス変調にならないように、ピークパワーが重要です。
出力。
1Wのパワー計で半分くらいです。
変調をかけると半分を超えます。
スプリアス良好です。
受信感度。
ー118.0 (dBm)
受信感度のスペックシールを添付しました。
修理完了しました。
チャンネルスイッチもぐらぐらせず、いいタッチです。
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