ホーム >> 無線ブログ集 >> モクソンアンテナ (144/430MHzデュアル化)

無線ブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link JO7TCX アマチュア無線局 JO7TCX アマチュア無線局 (2024/11/22 7:05:25)

feed モクソンアンテナ (144/430MHzデュアル化) (2021/8/9 14:16:01)

 

 

 FBニュース7月15日号に145MHzモクソンアンテナにエレメントを追加し430MHzにもマッチングさせる方法が掲載されており、興味深く読みました。自分が作った145MHzモクソンアンテナは定型的な寸法ではなく、記事の通りに430用エレメントを追加したとしてもうまくいかないだろうと思いましたが、いつものカットアンドトライで試してみることにしました。

 

 2本の430用エレメントは直接給電するわけでなくオープンスリーブとなっており、給電部まわりや元のアンテナ本体の変更はありません。なので追加するエレメントの寸法や位置決めさえできればよいわけです。はじめ、記事にあった通りの寸法(前方315mm、後方313mm)の銅線をセロテープで貼り付け、位置を変えながら試してみましたが、案の定、同調する気配はありません。前後2本のエレメント寸法を少しづつ変更し、位置(間隔)を変えながら測定を繰り返したところなんとか手ごたえらしきものが得られました。ベストかどうかわかりませんが、備忘録として手書き略図を載せておきます。

 

 

 取付け方法は、角材ブームに溝を付けて4mm銅パイプを接着、上から3mm銅パイプ(エレメント)を差し込む方式としました。ところが、組み上がってみるとなぜかマッチングが取れません。もう一度、銅線で試したところ問題なし・・・??? オープンスリーブの難しさなのか、エレメントの長さや位置だけでなく、太さ(金属の体積)も影響するようです。前方エレメントのみ2mmの細い銅パイプに換え、再度慎重にカットアンドトライを繰り返し、マッチングを追い込みました。調整は1mm 単位、クリティカルです。

 

下の2本が430用エレメント

 

<マッチング>

 意外にも前方エレメントのみでも430MHzにマッチングします。共振点はメイン付近にありバンド内SWR1.5以内、この状態でも悪くありません。後方エレメントを追加すると下の周波数からメインあたりまでベタ落ちとなり、上に行くと悪化していきます。145MHzは?というと、ほとんど影響を受けないようです。430用エレメントを外して測定しても同じです。

前方エレメントのみ取付け ↑↓

 

前後エレメント取付け ↑↓

 

145MHz(430用エレメント2本を取付けた状態)

 

 

 

 ということで一応モクソンアンテナのデュアル化できました。簡単そうに見えてそうでもないだろうと予想はしていましたが、その通りでした。430の前方エレメントが後方エレメントより長いのが腑に落ちないところではあります。2エレとして動作しているのか、あるいは145MHz用リフレクターがなんらか作用を及ぼしているのか不明。複数のアナログレピーターにアクセスしたところ送受信とも問題はなさそうです。前回作製した430MHzシングルバンドのモクソンアンテナとの比較などもしてみたいと考えています。

 

 

 

 

 


execution time : 0.017 sec
サイト内検索

メインメニュー

ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失


オンライン状況
157 人のユーザが現在オンラインです。 (45 人のユーザが 無線ブログ集 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 157

もっと...