無線ブログ集
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ラズパイでSDR(2) RadioberryでWSPR受信中 (2021/8/12 19:04:58)
苦戦しているRadioberryですが、腑に落ちない失敗が続きました。
SDカード不合格
「ファイルが無い」とか「ディレクトリが無い」などの「パス通ってません」系のエラーが多いのですが、読み書きに失敗することもあるようです。
アクセサリーメニューの中にSDカードのスピードテストがあるのに気が付きました。
で、試してみると・・・
不合格でした
何年か前、RedPitaya用に買ったauraブランドのカードです。
同じころに買った、自称ToshibaもNGでした。
経年変化? そもそも不良品? 仕様の向上?
全部をSDCの所為にするつもりはありませんが、不安を抱えたままジタバタしても仕方がないので、密林で国産メーカー品をポチってみました。
Made in Taiwanでした
ヒートシンクの貼り付け
一緒に、ラズベリーパイ用と称するヒートシンクのセットも買ってみました。
と言うのは、何しろ全体に熱いのですが、特にRadioberry基板のADCがアッチッチになります。
Hatには余りを貼り付け、そのうち蓑虫になるかも?
言語とロケールはデフォルト設定
気を取り直して再開です。
ここまで、両手の指で数えきれないくらいインストールを繰り返したので、OSまでは通い慣れた道です。
できれば日本語を使いたいと思って、日本語とUSロケールの組み合わせとか小細工を試したのですが、結局、デフォルト設定の英語(UK)環境の儘にするのが、間違いないようです。
無線の世界では、GMTの方が座りも良いし・・・とか、自分を納得させます。hi
インストール完了
次は、手古摺っているRadioberryとpiHpsdrの導入です。
いきなりの結論ですが
この説明にある①と②をコンソールに貼り付けて実行したら、呆気ないほどスムーズにインストールできました。
小間切れでインストールにトライした際、Radioberryのサービスを起動するのに嵌まったのですが、何のこともなくラズパイの再起動でRadioberryもスタートしました。
どうやら、これもパスの不通が原因だったようです。
感度は上々
動き出したのでまずは一安心です。
RadioBerryの機嫌が良いうちに、SGの信号で周波数と感度をチェックしてみました。
周波数は14MHzと136kHzです。
SG下限の -136dBm
ラズパイでAFのスペクトラムを見るツールがないので、別のPCからリモートで接続してSpectrumLabで見ています。
しっかり見えています
周波数の精度は、未校正ですが、誤差は約3Hzでした。
エアコンの風が当たると少し動きますが、箱に入れれば問題ないでしょう。
-40dBmの信号です。
IMDは分かりませんが、AGCの効果かぐちゃぐちゃになることはありませんでした。
回路図を見ると、ちゃんとLPFも入っているしマッチングも取れているようです。
この辺り、素のRedPitayaとは大違いで、最初から受信機として設計されています。
LF/MF受信テスト
昨晩、周囲長約3メートルの同軸シールドループにつないで、LF/MFのWSPRを受信してみました。
136kHz WSPR
設定のミスでWSPR Netには上がっていませんでしたが、前日までのHermes Lite 2 とほとんど同じように受信できていました。
デバイスが同じなので当たり前と言えば当たり前なのですが・・・・ やっぱり驚きです。
要強制空冷
放熱器の効果を期待したのですが、文字通りの焼け石に水でした。
とりあえず扇いでみました。
扇ぐと、63~66度位まで下がります。
受信のみでもファンは不可欠のようです。
HF帯の受信テスト
日中でもあり、午後からHFのWSPRに切り替えて受信しています。
アンテナはV51jR(5バンドのトラップバーチカル)です。
こちらもHL2とほぽ同様の手触り?です。
それにしても、恐ろしい時代になったものです。
PS.
恐ろしいと言えば、先日の台風でハットが飛ばされてしまい、3.5がメタメタです。
この時期、高いところには上がりたくないし、困ったものです。