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AT50は超ノイジー? (2021/8/18 13:29:43)
先日のBatavia FT8で気になることが有りました。
運用中、雨風が強くなりアンテナのSWRが乱れるようになりました。
そこで、直下型にすべくパイアスTを作りかけで、バラック状態のAT50をトランシーバとアンテナの間に入れたのですが、明らかに受信状態が悪くなったのです。
SWRは下がったのと、同調の取り直し(ズレて来た時はTuneにして10W程度のキャリアを出すとチューニングモードに入る)は期待どおりだったので、最後まで使いました。
が、ずっと気になっていたのです。
昨日、直結とAT50挿入の状態を比べると・・・・
明らかに感度が低下しました
ハンダ不良やリレーの接触不良を疑い、MiniVNAで調べてみましたが
通過ロスは思ったより大きいのですが、何dBという値では有りません。
SWR検出部トランスが、エナメル線にチューブを被せただけで、コアにくっ付いているのが気になっていたので、気休めに同軸に取り替えて、シールドをGNDに落としてみました。
値の改善は僅か
しかし、ノイズは明らかに減りました。
作業中に気が付いたのは、電源がOFFの時は真ん中のリレー(S8)でバイパスしているものだと思い込んでいましたが、どうやら違うようです。
まったく順番が違うのですが、改めて回路図を見ると・・・・
電源がオフの場合、INPUTされた信号は、コイル切り換え用の7個のリレーを延々と経由して、OUTPUTされるようです。
そのため、接点のロスが生ずるのに加えて、不安定な裸のラインでノイズを拾っているのかも知れません。
しかし、ATU-100ではこれほどの感度低下はなかったような気がします。
これも作りかけになっているATU-100を引っ張り出して確認しました。
最初に作ったキットのコアを使い廻して2倍増しにしている
やはり、目立った感度の低下はありませんでした。
ラインの引き回しが良い? そもそも距離が短いのが幸いしている?
AT50では、ハイパワー化に伴って、基板、リレー、コイルなどのサイズが大きくなった結果、ノイズを拾いやすくなったのかも知れません。
・ノイズが一杯というシャックの特殊事情?
・金属ケースに入れたら改善するのか?
・アンテナ直下に設置した場合は?
・電源に連動するバイパス用のリレーを足してみるか?
お楽しみは尽きません hi