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CB用のカウンターポイズを考える・・・その1 (2021/8/30 20:32:55)
「夏の暑さもお盆まで」と言いますが、そんな感じは全く無い今日この頃です。
ただ、Esシーズンだけは確実に終わりを迎えよう、そんな気配が日に日に近づいている気がします。
Esが弱くなってると あからさまに分かるのは”SR-01の使用比率が一気に上がる”事です。そして、それじゃなくとも元々良く飛ぶSR-01を更に飛ぶように”アース台+カウンターポイズ”で運用される方を散見します。
今日は、そんな「アース台に付けるカウンターポイズ」についてのお話です。
■良いカウンターポイズとは?
CB機は、ダイポールで言えばネガティブ側を失ったアンテナと同じです。当然、放射効率はガンと下がってしまうので車のルーフに置いたり、アース台と呼ばれる導電性の良い板の上に置いて、静電容量結合によるアース効果を得ようとするのが常套手段です。
特にアース台に付けるカウンターポイズは、「1/4波長に合わせたワイヤーを張れば良い」と言うわけでは無いのが厄介なところです。
では、良いカウンターポイズを作るためには?と考えてみました。
■良いカウンターポイズ=電流がたくさん流れる
結果を言えば↑になります。
このカウンターポイズに流れる高周波電流を測定することにより、カウンターポイズの良し悪しが定量的に判断できる様になるかと考えました。
電流測定には、簡単な検流計を作りました。
■いろんなカウンターポイズを試す
早速ですが、実際にやってみると色々な事がわかります。間違いなく言えるのは、カウンターポイズに流れる電流が高くなると、電界強度も上がること。意外と単純な結果になってくれた事に一安心です。
で、実際には大きな金属板や、大型のヘリカルっぽいコイル、単純なワイヤーや、GAWANTもどき、1:9UN-UN等々を試してみました。
■簡単にまとめると・・・
ちょっとだけ動画にまとめてみました。
■その2へ向けて?
広帯域型のカウンターポイズが良好な結果が出ています。更に電流を流そうとするならばカウンターポイズの虚部をキャンセルするのがベストですが、GAWANTは並列共振かつGND側の接続が無いのでちょっと違う回路にする必要があります。(それはただ今実験中~)
最終的には、「小型、手軽で効率良く飛ぶ」カウンターポイズが作れたらいいなぁと思っています。