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秋の夜長 自作を楽しみませんか? CRkits共同購入プロジェクト、13石FT8トランシーバーキット「13TR-FT8」と3石CW送信機キット「QP-7C」を有料頒布 (2021/9/3 12:25:08)
アマチュア無線家向けにユニークなオリジナルキット類の頒布を続けている「CRkits共同購入プロジェクト」が、新たに13石FT8トランシーバーキット「13TR-FT8 デジタルトランシーバー(4,800円)」と。3石CW送信機キット「QP-7Cミニ送信機(1,520円)」の有料頒布を開始した。送料は別途必要で、「13TR-FT8」がレターパック350円、「QP-7C」がスマートレター180円となっている。
2011年スタートした「CRkits共同購入プロジェクト」は、中島潤一氏(JL1KRA)とその仲間がアマチュア無線の自作活性化を目指した非営利の頒布プロジェクトとして、これまでにワイヤーアンテナキットからミニストレート電鍵、トランシーバーキットなど、さまざまな製品を自作ファンに提供。痒い所に手が届くキットや、入手の難しいアクセサリー類を積極的に開発してきた。
今回、同プロジェクトがリリースしたのは、13石FT8トランシーバーキット「13TR-FT8 デジタルトランシーバー」と、3石CW送信機キット「QP-7Cミニ送信機(7010kHz)」の2種類のキットだ。
CRkits共同購入プロジェクトからの案内は以下のとおり。
●13石FT8トランシーバーキット「13TR-FT8 デジタルトランシーバー」
オールトランジスター13石、7074kHz固定周波数のFT8トランシーバーです。ブラックボックスとなるICがなく、すべてディスクリート部品によるトランシーバーの製作です。
QRP 1Wの出力。さらに、海外とど7074kHzのDX周波数でれだけ交信できるか、という2つのチャレンジを味わえます。前モデルの「D4D」は小型でしたが、DSB送信で設計していたため、国内で使用する場合には免許上、SSBフィルターを追加するなど改造する必要がありました。
今回製作した「13TR-FT8」は、最初から送信回路はSSB化されています。専用ケース付きで頒布価格4,800円。送料は350円(レターパック)です。
キットにはケースが付いていて、ケース内部は14500リチウム電池内蔵可能な空間がある
●3石CW送信機キット「QP-7Cミニ送信機(7010kHz)」
20年前にミズホ通信が販売していた初歩的な3ステージCW送信機「QP-7」のコンセプトを用いて、現在でも入手できる海外パーツで復刻した製品です。
RF試作用のユニバーサル基板の上に組み立てる、完全にビギナー向けのキットで、ユニバーサル基板は7㎜角コイルがそのまま乗り、ブロック化された基板(通称「チョコレート基板」)を使います。
コルピッツ回路のクリスタルを発振させて、電波を自分で作り出すアマチュア無線の基本を経験できるでしょう。送信機はステージごとにステップバイステップで製作し、指定された位置に部品を置けば完成です。
本製品は新スプリアス基準を満たすように設計されています。頒布価格は1,520円。送料は180円(スマートレター)です。また、周波数を変えるクリスタル(7003kHz、7020kHz、7025kHz、7030kHz)やシンプル受信機などをオプションとして用意。お手持ちのBCLラジオと組み合わせて、トランシーバー化できるように考えています。
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●関連リンク:
・CRkits共同購入プロジェクト
・13石FT8トランシーバーキット「13TR-FT8 デジタルトランシーバー」
・3石CW送信機キット「QP-7Cミニ送信機」
・CRkits共同購入プロジェクト(Twitter)