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CQ160m CW 2021 (2021/7/30 22:29:49)
160m・・ アンテナや アースまわりをいじって 幾星霜。
これで最後だ!! と 一瞬
思うこともあるが、なかなか納得できる終わり方になりそうもない。もう 残された道は
下駄を履くしかない・・ということになったら、それは 160m卒業の時なのであろう・・
て ことで、 The 2021 CQ World Wide 160-Meter Contest (CW) である。
コンテスト開始は 22時utc 07時jstから。ざっと聞いてみるが、あまり聞こえない。それでも
ヨーロッパは聞こえる。
何局かに振られたものの、ポーランド SN2M が拾ってくれて 初QSO。まさかコールバックがあるとは思えない弱さ(^^;)だったが、一発で取ってくれたのには感動した。
初日の朝は このほか ASロシアと韓国のみ。ただし RL3Aなどは 弱くなりつつも 08時jst過ぎて入感し続けていた。 *1
なお、参加カテゴリは 例年どおり Single Operator (Non Assisted) / Low Power。 *2
午後は 15時jst過ぎからワッチし始めるが、あまり聞こえないので 早めのスーパー買出しを行い、然る後 シャック復帰。 *3
17時jst過ぎ、北米方面に期待するが、いちおう K0RFとか 数局が入感しているものの 弱いし なんぼ呼んでも ぜんぜんダメ。
しかたないので 近場DXを呼んだりしていたが、試しに CQ出してみたら 国内から連続して10局以上 呼ばれてビックリ。 *4
18時jst モンゴル JT1CO と できるが、この局にしては弱いのでは?
ASロシアと韓国メインでログが少しずつ積み上がってきたが、22時jstを過ぎて ようやく 中国 BG7JJW とできた。中国局は ほかに強い局が何局もいたのだが、ほぼ ガン無視だった。 *5 (^^;)
その後、再び CQ出して 国内から呼んでいただいた。 *6
23時jstになって 再びヨーロッパ Euロシア RM4F 。その すぐ後に ラトビア YL2SM ともできた。早い時間帯から何度も振られてきた タイ E2X とも ようやくできたので 全体的にCONDXが上がったのか。 *7
北米については 00時jstを過ぎ、向こうの夜明けが近づいている。数局の入感はあるものの かなり弱めで 交信できていなかったのだが、国内向けのつもりで CQ出してたら 向こうから呼んでくれた。ありがたや N6DZ カリフォルニア。けっきょく北米は これのみ。
01時台 リトアニア LY7M 、ロシア飛び地 カリーニングラード UA2FW 。しかし、02時台は伸びず。
03時jstを過ぎ、ちょっと頭痛気味になったので ここで仮眠。
05時jstからシャック復帰。国内局も起き出したのか JAが増えているが 代わり映えしないCONDX。Eu入感状況、初日には およばず。
いちおう 日の出の時刻 *8 まで QRVして シャック離脱し、再び仮眠。
Time Chart (UTC) / QSO day 1 -- 1.8MHz-- 22 23 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 ---------------------------------------------------------------------------------- NA | - - - - - - - - - - - - - - - - - 1 - - - - - -| 1 SA | - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -| 0 EU | 1 - - - - - - - - - - - - - - - 2 2 3 1 - - 2 1| 12 AS | 2 1 - - - - - - - 3 16 5 1 3 3 22 5 7 1 2 1 - 5 4| 81 (JA:49) OC | - - - - - - - - - - - - - - - - - - 1 - - - - -| 1 AF | - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -| 0 ---------------------------------------------------------------------------------- SUM| 3 1 0 0 0 0 0 0 0 3 16 5 1 3 3 22 7 10 5 3 1 0 7 5| 95 4 4 4 28 35 74 83 95
第二ラウンドは 16時jstから。なんだか静かなので まず国内向けCQ。
しかし 17時台には 2局目の USA ユタ K7NJ スゴい耳をお持ちだ。ちょっと間があいてしまうが 晩飯後には アリゾナ コロラド ミネソタ *9 ネヴァダ オレゴン アイダホともできる。
22時jst前には 初日も聞こえてはいたが ぜんぜんダメだった メキシコ XE2X 。
23時jstを過ぎると 北米CONDXは終息。2局のハワイとできる。
00時jst以後は ヨーロッパに期待するが、これが ほぼダメ。もう寝てしまおう。
04時jst前に起きるつもりで目覚ましをセットするが、あろうことか起きられず。なんか知らんがアラーム鳴ったので自力で止めたのは覚えているが、ハッと気がついたら 04時半過ぎだった。
あせあせっ と シャック入りすると、ヨーロッパの浅いところは それなりに入感 *10 している・・ しかし・・ なんてこった。聞こえるが まったく飛ばない!
国内kWerの呼びは なんとか通っているようだが 100Wでは ぜんぜん無理。
て ことで、初日と二日目では 北米とEuのCONDXが入れ替わったのだった。
Time Chart (UTC) / QSO day 2 -- 1.8MHz-- 22 23 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 ---------------------------------------------------------------------------------- NA | - - - - - - - - - - 1 - 2 3 8 1 - - - - - - - -| 15 SA | - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -| 0 EU | - - - - - - - - - - - - - - - - 1 - - - - - - -| 1 AS | - - - - - - - - - 3 6 1 10 1 - 4 5 2 - - - 1 1 5| 39 (JA:30) OC | - - - - - - - - - - - - - - - - 2 - - - - - - -| 2 AF | - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -| 0 ---------------------------------------------------------------------------------- SUM| 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 7 1 12 4 8 5 8 2 0 0 0 1 1 5| 57 0 0 0 11 35 50 50 57
<時間ごとの取得マルチプライヤー> ()は北米の州 [22] SP UA9 HL [07] JA [09] JT [13] BY [14] UA HS YL [15] (CA) UR [16] DU LY UA2 [17] VR [20] 3W ---- [08] (UT) [10] (AZ) [11] (CO) [12] (MN) (NV) (OR) (ID) XE [13] UN [14] KH6
恒例 QSO成立率・・ QSO数152。しかし なんぼ呼んでもダメだったのが 57。152/(152+57)=73% 微妙~・・
今回は国内も割と積極的に呼んだから CONDX 良いように見えるんだけど、そんなに良くなかった気がするのよね *11 。
なんせ、マルチ総数は 昨年 W/VE:11、Cty:24 計35なのに
今回は・・ (^^;) *12
なお 当方のアンテナ 昨年からの変更は ラジアル・アースの 一部追加だけで アンテナエレメント自体は無変更。
他バンドの引き込み同軸ケーブルには やはりどうしても波が乗ってしまうため、シャック内部分のケーブルからは フェライト(パッチン)コアは全撤去 *13 。ローテータのケーブルについては、これにコア入れることで 1.8MHzのSWR帯域が やたら広がるため コア損があると断定。もともとローテータケーブルには あまりコア咬ましてなかったのだが、この際 全数撤去した。 *14
また、スローパーモドキの給電はタワーの中間付近に接続されているが、この点から地面まで銅線で
いわゆるボンディングを実施 *15 。
タワーは亜鉛メッキの鉄なので、銅線の方が
抵抗値が低い。その結果、Rig側で測定したSWRは 若干悪化したが、これは 放射抵抗が若干低下したためと考えられる *16 。SWR若干悪化といっても 1.4程度なので 問題は無いハズ。なお、SWR最小周波数は
ほとんど変化しなかった。
2021.2.17 追記 :
Raw Scores Before Checking が出た。
Single-Op Low 160m (Non-Assisted)で (暫定)世界427位、アジア5位、JA 2位。
JA 1位とは 702点差・・ 順位入れ替えは あるのか?? (^^;)
2021.7.30 追記 :
結果 発表。けっきょく JA 1位とは 325点差で 2位確定。アジア では 5位。いまのところ Score Databaseが 公開されていないので 世界順位は不明だが、前年よりスコア落としているし やはり 400位台であろう。知らんけど。 *17
先日、竹竿が折れて エレメントをチェックした際、ハンダづけ無しで電線つないでテープ処理した部分が腐食していた。いつから腐食していたか定かではないが、エレメントの端の方とはいえ 損失はあったものと考えられる。あらためて ハンダづけして自己融着テープ巻いて処理しておいたが、継ぎ目全部チェックすべきだったか・・
Comments(2)
*1 もちろん この時点で 当方の電波は まるで届かない。
*2 某サイトでは LowPowerを 150W以下と紹介してあったが、100W以下 が正しい。150Wなのは ARRL方面だよ。
*3 以前 日没直後の東海岸を逃したことがあるので、夕方はシャックに居たい。・・が、晩飯作るのも自分なので なかなか うまく はできない。
*4 今回は 普通のコンテスト並みに 国内局を呼んでのQSOも おこなっている。
*5 受信感度的にかなり不自由・・ てより、市街地ノイズが 超強力なのかも。共産圏だから公共の電波でオーバーパワーしたら国家侮辱罪??
*6 DXコンテストなのに AJDが完成。(^^;)
*7 今回は ノイズの出る局面が 無かったわけではないが 極めて少なく、静かだった印象がある。
*8 06:48jst
*9 今回の最東端。聞こえた最東端は イリノイ。
*10 OM OK LZ S5 あたりまでで、DL F I は確認できず。
*11 呼んだ国内局とは もれなくできてるので DX局に限定して 計算すべき? →DXは 152-79=73qso なので 73/(73+57)=56%。去年より良いぞ。
*12 マルチ少ないのは CONDXのせいにしていいってことかな? (^^;)
*13 ただし 160m用アンテナのケーブル自身には 盛大にコア挿入してある。
*14 このほか、ケーブルの直流ベースの端子も0.01μFコンデンサ経由でケースにアースし、ケースをシャック側のアースに接続。以前は 1.8/1.9で送信するとEND表示用LEDが点灯していたし、コントローラのACプラグに触ると 高周波電撃を受けたりしていたが、これによりどちらも解消した。なお、この改造によるゲイン低下は観測されなかった。
*15 タワーの上半分は、流れる電流が下半分よりも少ないので ボンディングによる改善は見込めないと思われ、放置。
*16 給電用の5DFBの長さは 約23m。計算によれば、給電点インピーダンスの純抵抗成分が下がると Rig側では 逆に 上がる。
*17 CZMさんは LOWパワーカテゴリじゃないけど、ホントにハイパワーだったのかな??