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【新技適】ICB-66H改(R452)技術実証機のご紹介 (2021/10/1 14:34:13)
2021年8月16日に新スプリアス試験に合格しました
技術実験実証機 開発コードR452 こと ICB-66H改の紹介ブログになります。
かねてより ICB-R5AやSR01(ポータブル機)の機能(送受信性能を含む)を搭載したハンディー機が作れいないか?と模索しだしたのが2020年の初旬ごろから色々と模索しながら ようやくテスト機が完成しました。
今回ベース機に選んだのは 2ch機 ICB-66H(ICB-660)
折り畳みアンテナ機構付きのsony機の中では
小さ目で 比較的安価で出回っており
一応LEDの5段階表示Sメーター付き
と言う事で選んでみました。
主な変更点は
・PLLシンセサイザー搭載により2ch→8ch化
・アンテナ変更→ 87Rと同等のアンテナに変更
・技適化対策として ALC搭載&マイクアンプ(変調回路)変更
・ヘテロダインの切り替え搭載
・拡張受信モード搭載
・強制スキャンモード搭載
元々2chの為 CH表示がないのですが
元CH-Aの場所をCH表示窓に変更しました。
それに従い 使えるスイッチが 電源ボタンとCH-Bだけに・・・
少し癖が強いですが元CH-Bボタンのみで操作ができるようにしてあります。
CH-Bボタンを 素早く1回押す度に ch変更 8→1→2→3→・・・7→8・・・
CH-Bボタンを 約1秒長押し(ビープ音1回)する毎に chを1つ戻る
CH-Bボタンを 約2秒長押し(ビープ音2回) スキャンモード (再度ボタンを押せば解除)
CH-Bボタンを 約3秒長押し(ビープ音連続) ヘテロダイン切替
(ヘテロ切替するとICB680やCH580で良く聞こえる通称チクタク音が消えます)
CH-Bボタンを押しながら電源スイッチonで拡張受信モード 再度同操作で解除
(8chの後にアルファベット表記か追加されます 8abcdefg12345678abc)
また 電源を入れる度に8chから始まります
アンテナをICB-87Rと同等品に変更し
折り畳み機構部含む全長で約197cmとなり
ベース機よりも約40cm長くまりました。
アンテナ変更に伴いベース機は
ヘリカル機でもロッド機でもどちらでも可能となります。
また筐体がプラでアース容量不足な為
アース容量を稼ぐためグリップ部に金属プレートを追加する事により
使用者をアースと見なして容量を稼いでいます(笑)
むろん手で保持した状態でアンテナマッチングを取っていますので
台の上等に置いての運用ではアンテナ性能は低下します。
一定の条件下ですが
電界強度計で測定した場合で数値上で上回る結果は出ました
(測定器と無線機の距離20m 屋外で無変調で測定)
天候や周辺の状況で変わります。
変調に関しては 意見が割れるところですが
低音を削り 高音よりにする事で混信時でも聞き取りやすくなるよう調整してみました
(比較的 女性の声(声質が高めの方)は混信の中でも聞き取りやすい為)
実際に運用した結果は
ポータブル機よりも良好なSを貰う事ができました。
その際の運用ログは ここ をクリック
テスト機と言う事で 実用性や採算を考えずに
やりたい事や性能向上すると言われる事を詰め込んだ仕様となってるため
使い勝手は??ですが(笑)
さらなる向上の為に改良は日々しておりますので
進展有りましたら ブログ更新予定です。
以下工事中