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<新しい操作感覚「E2O-III」で快適なオペレーション>八重洲無線、144/430MHz帯FM モービル機「FTM-6000/FTM-6000S」を発表 (2021/10/2 10:00:16)
八重洲無線株式会社は2021年10月2日、アナログFMモード専用の144/430MHz帯モービル機「FTM-6000(50Wタイプ)」と「FTM-6000S(20Wタイプ)」を発表した。バンド切り替え式のベーシックモデルながら高い基本性能を備え、シンプルな操作でよく使う機能やチャンネルを呼び出す「E2O-III(Easy to Operate-Ⅲ)」で快適なオペレーションが可能。108~999.995MHzの広帯域受信機機能も搭載している。標準価格(税込)はFTM-6000が60,280円、FTM-6000Sが54,780円。発売はいずれも2021年10月を予定している。
八重洲無線からFMアナログモード専用の144/430MHz帯モービル機が登場するのは、2009年秋のFT-7900以来で実に12年ぶりとなる。FT-7900は2020年5月に生産完了の連絡が販売店に流れていることから、今回のFTM-6000/FTM-6000Sが事実上の後継機となる。フロントパネルのボタン類は大型のものを最小限配置し、初心者でも迷わず操作できるのが特徴でオプションによりBluetoothヘッドセットにも対応。50Wモデルは新採用されたFACC冷却システムにも注目だ。
以下、八重洲無線の新製品資料から抜粋で紹介していく。
基本性能を重視したベーシックモデルに最新機能を満載
144/430MHzFMトランシーバー 「FTM-6000/FTM-6000S」発売のご案内
八重洲無線株式会社は、高い基本性能を備え、シンプルな操作でよく使う機能やチャンネルを呼び出す新しい操作感覚「E2O-III」で快適なオペレーションを実現する144/430MHzデュアルバンドFMトランシーバー「FTM-6000シリーズ」の販売を開始いたします。
FTM-6000シリーズは、144/430MHzデュアルバンド対応のFMモービルトランシーバーで、108MHzから999.995MHzまでを連続でカバーする広帯域受信の回路構成、独自の放熱システムによる安定した送信高出力や3Wの高音質/大音量など、ベーシックモデルでありながら高い基本性能を備え高品位のアマチュア無線通信を楽しむことができます。
使用頻度の高い機能や設定は『F』キーの長押しでファンクションリストに登録することができ、登録後は『F』キーを押してダイヤルで機能を選ぶだけの簡単操作。その中で最もよく使用する機能は、専用の『F1』キーの長押しで割り当てることができワンタッチ操作で機能を実行することができます。『F』キーの長押しと『BACK』キー長押しの組み合わせで容易に割当ての変更を行うことができます。
このように、優先する機能の出し入れを簡単操作でできる「E2O-III」は、用途に応じた素早い機能選択が可能で、ストレスのない新しい操作感覚を実現します。さらにPMG機能やMAG機能、VFOバンドスキップ機能など、最新機能を満載し快適な通信をサポートします。
プライマリーメモリーグループ(PMG:PrimaryMemoryGroup)機能は、専用の『PMG』キーを長押しして、VFO、メモリーチャンネルに関係なく表示周波数を簡単に登録することができます。頻繁に使用する周波数を登録しておけば、『PMG』キーのワンタッチ操作で登録された周波数が表示され、ダイヤルを回して希望チャンネルを素早く選択して交信を開始することができます。
メモリーオートグルーピング(MAG:MemoryAutoGrouping)機能は、メモリーしたチャンネルを自動でバンドごとにグループ化して呼び出すことができる機能で、メモリーチャンネル運用中に『BAND』キーを押すと順番(ALL→AIR→VHF→UHF→OTHER)にバンドが切り替わり、選択したバンドのメモリーチャンネルだけを呼び出すのでダイヤルを回して素早くチューニングすることができます。
また、VFOのバンド選択において使用しないバンドをスキップできるVFOバンドスキップ機能を使えば、使用するバンドの周波数だけを表示しますので、ワイドバンドカバレージでありながらもスムーズなVFOモード運用ができます。VFOでスキップしたバンドの周波数でもメモリーチャンネルに登録した周波数は、メモリーモードで呼び出すことができるので、使い分けることでさらに快適な運用が可能になります。
この他にも、手元で主要操作や機能選択ができるDTMF付多機能マイクを標準付属、操作部を外してダッシュボード等に設置するフロントパネルのセパレート運用の対応、Bluetoothヘッドセットを使ったワイヤレス通信(オプションのBluetoothユニット BU-4およびBluetoothヘッドセット SSM-BT10または市販品が必要)に対応するなど、快適なアマチュア無線のモービルオペレーションを楽しむことができます。
弊社は今後とも、アマチュア無線機のマーケットの拡大に積極的に取り組んでまいりますので益々のご愛顧、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
<FTM-6000/FTM-6000Sの主な特徴>
★よく使う機能を簡単に呼び出せるシンプル・快適操作新操作感覚E2O-III(Easy to Operate-III)
★VFO、メモリーチャンネルに関係なく簡単に登録/呼び出しができるプライマリーメモリーグループ(PMG)機能
★メモリーチャンネルをバンドごとに自動でグルーピングするメモリーオートグルーピング(MAG)機能
★使用するバンドだけを表示するVFOバンドスキップ機能
★メモリーチャンネルの情報をワンタッチでVFOに移動するメモリーチャンネルVFO転送機能
★本格的な広帯域受信:108MHz~999.995MHz
★クリアで聞き取りやすい3W高音質・大音量スピーカー
★Bluetoothワイヤレス運用(オプションのBluetoothユニットBU-4、ヘッドセットSSM-BT10が必要)
★フロントパネルセパレート運用に対応
★DTMF付き多機能マイクロホンを付属
★FACC冷却システム(Funel Air-Convection Conductor)による安定した50Wハイパワー出力
★大容量1100チャンネルメモリーを装備(6桁のメモリータグが設定が可能)
<標準付属品>
・DTMF付マイクロホンSSM-85D本体用ブラケット
・コントローラ用ブラケット
・コントロールケーブル(3m)
・USBケーブル
・DC電源ケーブル
・取扱説明書/保証書
<主な仕様>
・送信周波数範囲: 144~146MHz、430~440MHz
・受信周波数範囲: 108~137MHz(Air Band)、137~174MHz(144MHz HAM / VHF Band)、174~400MHz、400~480MHz(430MHz HAM /
UHF Band)、480~999.995MHz
・受信方式: ダブルコンバージョンスーパーヘテロダイン方式
・電波型式: F2D、F3E
・送信出力: FTM-6000:50W/25W/5W、FTM-6000S:20W/10W/1W
・外形寸法(W×H×D):
本体139×42×132mm(突起物、ファンを除く)、コントローラ140×40.5×35mm(突起物を除く)
・重量: 約1.1kg(本体、コントローラ、コントロールケーブル)
●関連リンク: 八重洲無線