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FT-690mk2 パワーが出ない (2021/10/9 11:51:56)
FT-690mk2 パワーが出ないとのことでお預かりしました。
パワーが低下しており、MAX2,5Wのところ0,5Wしか出ません。
出力段は、2SC2053と2SC1971の2段構成です。
送信波形をオシロスコープで追ってゆきます。
2SC2053の入力段。
ΔV 35mV
2SC2053出力段。
ΔV 200mV
増幅されていますので、2SC2053は壊れていません。
2SC1971出力段。
ΔV 6,8V
増幅されていますので、2SC1971も正常です。
パワー系統の半導体の異状ではないことがわかりました。
基板を念入りに点検してゆきます。
パワー低下の原因はバンドパスフィルターがズレていました。
ALCを調整しました。
パワーが復活しました。
20Wレンジにて2,5Wです。
アンテナコネクタが回ってしまいます。
増し締めしようとしましたが、これが大変なことに、ねじリングが接着剤でガッチリ固まり回りません。
フレーム側で固定されているわけではないので、こうなったらグルグル回り放しです。
アンテナ線が千切れてしまいます。
フロントパネルがぶら下がった状態では無理なようです。
取り外しました。
ねじザウルスというペンチ。
縦ミゾがあるので、裏側から強力にコネクタに食いつきます。
なんとか取り外しました。
接着剤の跡がひどいです。
接着剤を金ブラシで落とし、ねじリングのミゾはヤスリで修正しました。
コネクタを取り付け、アンテナ線も剥き直しました。
周波数の調整。
モトローラ社製、MC145145P
16番ピンからの信号を取出し、TC02にて調整。
TC02にて、13,53Mhzに調整します。
周波数調整コイルを回して、
51,00Mhzに合わせて調整しました。
パワーアンプFL-6020を取り付け。
出力 10W
ALCメーターを調整し、
グリーンのライン中央に調整。
この位置で10Wとなります。
受信感度。(FL-6020装着にて)
ー12dB SINAD GO判定
受信感度。
ー123,2dBm (SINAD)
たいへん優秀な受信感度です、この無線機は当たりですね。
ー73dBmのときS9が業界標準です。
Sメーター9プラスです。
受信感度スペックシール添付。
現役復帰ですね。
パワーが低下しており、MAX2,5Wのところ0,5Wしか出ません。
出力段は、2SC2053と2SC1971の2段構成です。
送信波形をオシロスコープで追ってゆきます。
2SC2053の入力段。
ΔV 35mV
2SC2053出力段。
ΔV 200mV
増幅されていますので、2SC2053は壊れていません。
2SC1971出力段。
ΔV 6,8V
増幅されていますので、2SC1971も正常です。
パワー系統の半導体の異状ではないことがわかりました。
基板を念入りに点検してゆきます。
パワー低下の原因はバンドパスフィルターがズレていました。
ALCを調整しました。
パワーが復活しました。
20Wレンジにて2,5Wです。
アンテナコネクタが回ってしまいます。
増し締めしようとしましたが、これが大変なことに、ねじリングが接着剤でガッチリ固まり回りません。
フレーム側で固定されているわけではないので、こうなったらグルグル回り放しです。
アンテナ線が千切れてしまいます。
フロントパネルがぶら下がった状態では無理なようです。
取り外しました。
ねじザウルスというペンチ。
縦ミゾがあるので、裏側から強力にコネクタに食いつきます。
なんとか取り外しました。
接着剤の跡がひどいです。
接着剤を金ブラシで落とし、ねじリングのミゾはヤスリで修正しました。
コネクタを取り付け、アンテナ線も剥き直しました。
周波数の調整。
モトローラ社製、MC145145P
16番ピンからの信号を取出し、TC02にて調整。
TC02にて、13,53Mhzに調整します。
周波数調整コイルを回して、
51,00Mhzに合わせて調整しました。
パワーアンプFL-6020を取り付け。
出力 10W
ALCメーターを調整し、
グリーンのライン中央に調整。
この位置で10Wとなります。
受信感度。(FL-6020装着にて)
ー12dB SINAD GO判定
受信感度。
ー123,2dBm (SINAD)
たいへん優秀な受信感度です、この無線機は当たりですね。
ー73dBmのときS9が業界標準です。
Sメーター9プラスです。
受信感度スペックシール添付。
現役復帰ですね。
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