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MMANA-GALを使ってみる (2021/10/13 20:04:53)
10年ぶりにデスクトップパソコンを更新しました。これまで使っていたのは第二世代の Core
i7。通常の作業に問題はないのですが、Zoomのカメラ解像度が上がらないなど動画処理に限界を感じるようになりました。今回はAMDのRyzen搭載機
にしました。省電力なRyzen7 5700G。熱くならず静か、ほとんどファン音が聞こえません。それでいてすべての動作がスピードアップ。SSDなので起動や終了の速さもこれまでとは比べものにならず、電源スイッチを押せば数秒で使用可能な状態になります。まさに隔世の感。この2週間ほど、各種インストールやデータ移行、無線LAN環境など少しずつ整備していますが、パソコンの更新というのは手間のかかる大仕事ではあります。
さて、せっかく新たな環境が整ったことだし、パソコンのもたつきがあって躊躇していたアンテナシュミレーションソフトMMANA-GALを使ってみることにしました。 この間自作したアンテナはネットに公開されているシュミレーションを参考にしていますが、調整過程で寸法が変わり、実際には別物になってしまっています。変更後のアンテナがどのような姿でシュミレートされるのか、そんなところに興味があり試してみました。
MMANA-GALベーシック英語版をダウンロード。ネット情報をもとに、setupメニュー→「言語」→「Japanese」を選択し日本語表示に変更。文字化け対策としてMMANA-GAL_BasicのLanguageフォルダーからjapanese.mmnファイルを開き最初の一行にある「932」を「1」に書き換え、設定完了。
放射器がロッドエレメント、導波器と反射器がアルミパイプの自作3エレ八木(145MHz)をシュミレートしてみました。アンテナ定義に周波数、給電点、実際の上下エレメント寸法を入力。「計算」画面に移り自由空間を選択、地上高3m、エレメント材質はアルミパイプを指定し「開始」ボタンを押したところ、一瞬で結果が示されました。
おおかた妥当なところとかと思います。「周波数特性」ボタンを押し放射パターンを表示。製作時に参考にしたシュミレーションに比べFB比は甘くなっているようです。実際使用した印象でもそんな感触があります。次にSWRグラフ。驚いたことにアナライザーでの測定結果と酷似したグラフが表示されました。たまたま一致しただけかもしれませんが、MMANA-GALなかなかのものと思いました。 このソフトで複雑なことをしようと考えているわけではありません。上記のように調整後のアンテナがどのような特性に変化しているのかを参考にしたり、3~5エレ八木でブームをどこまで短くできるのか、それでいてなるべく特性の良いものができないか、そんなことを考えています。 それにしてもCPUの進化には恐れ入ります。自分の使用範囲を考えるとこれ以上の性能はもう必要ないのかもしれません。
execution time : 0.020 sec