無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
eQSLを使ってみた。 (2021/10/25 21:58:06)
eQSLを使ってみた。
登録方法など詳細はサポートされている方のホームページなどをご参照ください。
解説や日本語訳なども充実しているようですが、実際の使用にあたりいくつか気になった点やなるほどと思えるようなことがありましたので、記載したいと思います。
1.QSL交換について
当局は(多分今後も)JARL会員ですので、基本はBURO経由です。
しかしながらJARL非会員の方でeQSLを利用している方もいらっしゃるようで、こういった方々ともカードの交換をしたい。これがeQSL利用の主な目的です。
2.ログの管理方法
当局のログ管理は、TurboHAMLOGの一元管理です。
CTESTWINや紙ログなどを使用した際も、その後必ずTurboHAMLOGに転送または入力します。
またネットワークディスクにバックアップをとっています。
ハムログには移動地やコンテストなどのイベント名を残すようにしているので、ある時期以降はログを見るとその時の運用状況が浮かんでくるようです。
3.eQSLへのアップロード
eQSLにログを登録するには、個別登録とアップロード「データ一括転送」の方法がありますので、TurboHAMLOGのデータをダウンロードし、これをeQSLにアップロードする方法をとります。
初めてなので、恐る恐る、少しずつアップロードします。
■ここで問題発生
Q1.固定局のログと移動局のログはどう取り扱うか?
A1.調べてみると、運用局のプロフィールごとにアカウントを作成し、アカウントごとにアップロードするのが理想的な運用方法のようだ。
そうすることで、eQSLのアワードなどが有効になるとのこと。
→すると当局のように移動のたびに異なる場所へ出かけていれば、移動ごとにアカウントを作成する必要が生じてくる...???
Q1'.そんなにたくさん作って管理できるか?
→自信と時間がない...
そこで固定局JH6JRNと移動局JH6JRN/6のアカウントを作りました。
Q2.運用地とプロフィールが異なる場合、どうすればよいか?
基本は運用地ごとにプロフィール(アカウント)を作成するのが原則ですが、当局のようにたくさん移動する局はどうすればよいのでしょうか?
eQSLにはコメントの入力欄がありますので、ここにJCC/JCG,GL,Eventなどを記入することにしました。
アワードに使いたい方は、カードを印刷して利用すればよいわけです。
そこでTurboHAMLOGの備考欄1に移動局表示、JCC/JCG,GL,Eventを入力します。
例>JH6JRN/6 JCC#4620 GL:PM51DR KG TEST
Q3.固定局と移動局とどのようにHamlogで切り分けるか?
固定局の場合、TurboHAMLOGの備考欄2に「at
Home」を入力しておく。
TurboHAMLOGのメニューバーから、「検索」「複合条件と印刷」
出力先:ADIFファイル、日付範囲(またはレコード番号範囲)を指定、
ADIF:Remarks1を出力、全角除く、
検索1:QSL:JS または J
移動局の場合:Remarks1:JH6JRN/6
固定局の場合:Remarks2:at Home
※このTurboHAMLOGのデータは、HLMenteを使用して丁寧に整備しました。
4.各種BOXの使い方
(1)InBox
交信相手の発行したQSLがいったん保管されます。
QSLカードをクリックして表示するか、「Move checked eQSLs to
Archive」を実行するとArchiveへ移動します。
いったん移動するとHamLogに記録したかどうかわからなくなるので、記録してからArchiveへ移動します。
(2)Archive
既読のQSLが保管されます。
(3)OutBox 自局のアップロードしたQSLが保管されます。
■ここで問題発生
Q4.アンマッチのカードをどこで保管するか?
InBoxに置いたままにしておくと、後から追加されるカードと区別がつかなくなるのでArchiveに移す。
Q5.アンマッチのカードの処理をどうすべきか?
こちらの記載に誤りがあったら、OutBoxのカードを個別に修正することができます。
相手に誤りがある場合、eQSLのツールを使って通知をすることができます。以下参照
5.相手にアンマッチを通知する
「How to REJECT an
eQSL」に説明がありますが、理解するのに少し時間がかかりました。。
以下のいずれかを選択、あるいは入力して「Reject eQSL」を押してカードを返却します。
Duplicate:二重発行
Wrong Date:日付相違
Wrong Time:時刻相違(UTCで登録する必要があります)
Wrong Band:周波数帯相違
Wrong Mode or SubMode:モード相違など
Wrong Signal Report Format:シグナルレポートのフォーマット相違
:
QTH does not match Profile:運用地がプロフィールと異なる
Uploaded to Multiple
Accounts:複数のアカウントにアップロードされている
Not Found In My Log:当局のログに交信記録なし
Internet QSO:インターネットQSO(ネット経由の交信のことでしょう)
Other problem listed
below:以下の問題がありました。
例1>I worked with JHJRN/6, not
JH6JRN :固定局ではなく移動局で運用しました。
より具体的に書かないと相手に伝わりにくいです。
英語で表現しにくい時は、@jarl.com宛メールを送ったほうがよいかもしれません。
6.アンマッチ通知の後処理
リジェクトすると相手局から内容の問い合わせがメールでくる場合があります。
そのときは日本語で丁寧に説明します。
7.まとめ
文章がまとまっていませんが、まずまず使えるようになったのではないかと思います。
(1)ArchiveからTurboHAMLOGのデータ更新ツールについては、もうしばらく利用しながら検討したいと思います。
(2)移動運用についてはなるべく少ないアカウント(例えば/6で1個)で管理したく、アカウント毎に日時で指定したプロフィールリストを登録して管理できるよう、システム側で改善していただくことを希望します。
※次回予告
次回は「RTTYって意外と簡単?」です。お楽しみに♪
2021/10/25 追記---------------------------
うーむ、当局のデータを整備し合致しない投稿ログはいくつかRejectしてみたが、局によって投稿の仕方にばらつきがあるようだ。
これ以上Rejectするのは気持ちいいものではないし、手間でもある。
Reject後に相手からくる質問などに対応するのも面倒だ。
なんでこんなことになった?
<例>
A.こちらは移動局なのに /6 をつけずに常置場所へ投稿する。
B.相手局は移動局なのに移動運用や移動地が明記されていない。
C.そもそも当局も移動情報とプロフィールが異なる。スミマセン
相手が数局ならまだしも、たくさんの局を相手に投稿の方法をそろえさせるのは困難と思われる。
これはストレスをためている局も多いのではないか。
さて当局はeQSLを始めたばかりで恐縮なのだが、次の対応方法で運用したい。
・ログはアップするが、システムでのコンファームは期待しない。
紙QSLがきていないもので利用できるQSLは利用する。