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link ZCR/bLOG ZCR/bLOG (2024/11/25 11:05:50)

feed ACAG以後のQRV状況 (2021/10/31 15:16:38)

ACAGコンテストは 1.8MHzでQRVしたが、その流れで 1.8MHzのDXに復帰。

しかし 強い局とは ほぼ交信済。珍しくなくなったのか CQ出しても 呼ばれなくなり、弱い局 呼ばざるをえない状況。


アンテナ系については、タワーから家に引き込む他バンドのケーブルに フェライトパッチンコアを挿入していたが、これを全撤去。したっけ、 以前 試したとおり SWR最小周波数は 1.9MHz付近に上昇。やはりコアが効いている・・ て ことは コアの純抵抗成分で喰われる電力もあるのでは・・

そこで、エレメント端に 被覆電線を継ぎ足して SWR最小周波数を 1.840MHzあたりまで落としてみた。 *1

しかし、SWRは 落ちず 1.8付近に。これは コア撤去によって純抵抗成分が減少しアンテナ自体の給電点インピーダンスが低下したためと推測。 *2

Rig側で測定した インピーダンス(SWR)で考えても いまいちピンとこないので、NanoVNA持ってタワーに登り 給電点インピーダンスを実測することにした。

freq. Rig側Imp Simul値 給電点実測値
1.800 39.7+j35 24.7-j7 21.3-j12
1.849 88.1+j21 26.5+j7 25.8+j8
1.910 73.4-j50 22.5+j33 33.3+j33
3.541 54.6-j25 33.9+j8 31.2-j2

『Rig側Imp』は、シャックでの測定値 *3 。『Simul値』は MMANAによる シミュレーション値である。MMANAの計算値が ここまで実測値に近いとは予想外だったわけだが、それはそれとして やはり しっかりマッチングをとった方が いいのかな。

しかし・・ たかが SWR=2程度 なのである。ここでの損失は 10%・・ 1dB程度 *4 。Rig側に ATUはあるし、パワーも Max 200Wだ。

ステップダウンの Un-Unトランスを入れるにしても それ自体に損失があるわけだし・・ まぁ、SWR自体は 良くなるので 精神衛生上は FBになるとしても・・ (^^;)

それに、トランス挿入してしまうと 他バンド・・ 例えば 10MHz や 24MHzでは おそらく 使えなくなってしまう *5 。それはそれで 新アンテナ作れて楽しいんだけれど、自宅の物理的スペースがなぁ・・ 何もしないというわけにもいかんしなぁ・・


さて、給電系は置いといて 毎度お馴染み ラジアル・アース。自宅のトタン屋根にも接続しているわけだが、トタン屋根といっても 一枚物じゃないし、ただ重ねてあるだけで 溶接もハンダづけもされていない。これでは接触抵抗があるはず。 *6

て ことで、トタン屋根の上にもラジアルを引っ張ることにした。ほかの作業のときに足を引っかけたりしないよう、また 地上から見える部分は それなりに整然と かつ見栄え悪くならぬようしなければならない。

苦労したものの、けっきょく 引けたのは 4本のみ。余った電線 5m程度 2本は タワーの根元に接続して 適当に埋めた。 *7

給電ポイント、現在は 地上高 8mくらいのところにある。普通のスローパーのようにタワートップにすると エレメントの水平部分が効いてきて 高打ち上げ角成分が大きくなり *8 、受信専用アンテナがない状況では S/N的にうまくないような気がする。 *9

それで 給電ポイントを下げるとどうなるか MMANAで計算させてみた。良さそうなのだが 給電点インピーダンスは さらに下がるようだ。覚悟を決めるか?・・ *10



ACAG後、2021/10/31正午までの交信数。1.9でのDXが半分程度を占めている。


本日 お昼までの交信数は 159。半分近い 75が 1.8MHzでのDXだ。しかし、Newエンティティは稼げず。Newグリッドは増えていくが、VUCCでもないし・・(^^;)

時間帯としては 北米が 23時頃まで。ヨーロッパ方面は 02時~03時台というところ。この後は OB連中がQRVしてくるので・・ (^^;)


10MHzのDXは FT8による昭和基地の 8J1RL。いままで何度も聞いてはいるが 実は 交信したのは これが初めてである。(^^;)


50MHzのDXは 昨日 10/30昼過ぎのオーストラリア VK2WJ。CQ出したら 向こうから呼んできた。クラスタ見たら 他エリアでは ニューカレドニアとかも入感したらしい。10月のVKというのは けっこうあるようだ。

また、昨日は 太陽フレアがどうのこうの・・という宇宙天気予報が出ていて、てっきり CONDXが死んでしまうかとも思ったが、前述のとおり VKはできるし、国内も 久々に Esが出て 盛況だった。この時季の Esは 非常に珍しい。

しばらくお休みしていたらしい 8エリア 丘の上のスーパーな局が復活。呼んでいただいて交信できたが、さすがに 強いっす。今後の動向にも注目だすな。(^^)

6エリアとの交信のうち ひとつは 10/21のオリオン座流星群による MS。ちょうど秋雨の時季で 驟雨雑音がひどく、何度も呼ばれたものの けっきょく この 一交信で終わった。期間が長いので もっと前からQRVしたほうがよかったか。T/Rは 15秒でお願いします。
ZHR値が小さいので 144MHzでは まったく聞こえず ボウズ。


衛星(SAT)は RS-44メイン。430のアンテナを 7エレから12エレに変えたら、当然ながら しっかり衛星に向けないと ダメになってしまった。ウチの衛星用ローテータは 八方位しか表示できない *11 ので ビームが鋭くなると使いづらい。

送信出力 10mW未満という 衛星 AO-109には 何度か挑戦しているが、いまだに 1局も交信できていない。ただし、自ループは とれるようになってきた。仰角 10~20度あたりのときが良いようである。

最近は、PCでRigコントロールしてドプラ補正しつつ FT4でQRVしてらっしゃる局もおられるようだ。どうせRigコンするなら FT8ではダメなのかな。15秒は やはり長い?

ちなみに、普通の衛星で JT9E(Fastモード)を使ってみたが、T/R 5秒のRigコン無しでも -10dB程度まで自ループがデコード可能だった *12 。ただし、やってみただけで これを普及させようなんて気は毛頭ない。 *13


海外のSWLから FT8のSWLカードが届いた件は 前に書いたが、国内からも ボチボチ届き始めた。

ぶっちゃけ、FT8等の WSJT系の SWLは PC電源ONのまま放置しておいて、後日 ソフトのLOGから SWLレポートのデータを作成可能である。リアルタイム前提でやってるし、そのような形態のSWL活動には ちょっと賛同できない。ま、当方の修行が足らないというのもある。

と いうわけで、この件は 保留中だ。申し訳ないが、FT8等WSJT系の SWLカードは 無視/破棄させていただく可能性がある。



自転車方面は・・ 昨日のポタリングで ようやく 2,000kmを超えた。昨年は 9月初旬にクリアできているので 2か月も遅い・・ のだが、当方にも いろいろ事情があるのよね。

中島公園~子ども館裏~下浜~火力発電所~風の松原~疎開道路~駅前~というルート。能代港の岸壁では ローカルさんと太陽フレアのことなど ちょっと雑談。

たっぺの坂~駅前では 第一回のしろいち と 称して 歩行者天国のイベントが開催されていた。そういや、総合体育館方面では 秋田県種苗交換会もやってるんだった。 廃れゆく (^^;) 能代市としては かなりの人出があったといえよう。てか、予想以上の 人出で どでんしたど。

  • 累計走行距離 2012km (今年分)


*1 この改修で 今まで 1.8/3.5/7で使ってきたのが 7では ATUでチューンできなくなった。国内の7MHzには ほぼ出ないが DXは やりたいので ちょっと痛い。

*2 給電用同軸ケーブルによるインピーダンス変換により Rig側からみた インピーダンスは逆に上昇。

*3 逆算すると ケーブルの電気長は 0.34λと出るが、実際は 23m程度なので 電気長は 0.18λくらいのハズ。このケーブルにだけは コアが盛大に挿入されているので ローディング掛かっているということでいいのかな。それとは別に、大量の 1Tコアによるフロートバランは コイル型のものよりも損失デカいのかも??

*4 1dB上がって 交信できる場合もあるだろうけれども・・

*5 10MHzはなんとかなるかもしれんが 24MHzでのインピーダンスは 150Ω程度と 高くなるもよう。

*6 しかも トタンは 鉄+亜鉛であり、どちらも 銅より 電気抵抗がデカい。

*7 ラジアルは 最低2本から いちおう機能するが、定説と言われているとおり やはり最低10本というのがホントだと思う。エレヴェイテドでない限り、長さは 地上高程度で良いはず。ウチのラジアルは 今回の4本を含めて ようやく 10本以上と換算できるようになったのかな・・と。

*8 水平部分を T型 にすると 水平偏波の高打ち上げ角成分は 打ち消しあって小さくなる。しかし、完全平衡な Tにすると モノバンドアンテナになってしまう。

*9 受信専用ANTは 送信ANTから ある程度離さないと けっきょく電磁的な結合/干渉により 期待する S/Nが 稼げない。当方の敷地では 極めて困難。

*10 この続きは また 後ほど・・

*11 しかも バックラッシュがひどい (^^;)

*12 TONE間隔が広いのでドプラシフトに強い由。

*13 ただし、T/R 5秒は オイシイかも? いや、ドプラシフトなければ 感度が良い FT4で OKか。

Tada/JA7KPI : 2021年10月31日(日)

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