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<三重県内初の災害FM局を開設>中国総合通信局、11月14日(日)9時から約3時間(予定)79.5MHzで「臨時災害放送局(みはまちょうさいがいFM)」の放送訓練 (2021/11/9 12:05:14)
東海総合通信局は、2021年11月14日(日)に三重県南牟婁郡御浜町で開催される「紀伊半島大水害10年防災訓練」において、会場の御浜中学校に臨時災害放送局(災害FM局)を組み立て設置し、実際に電波を発射する訓練を行う。三重県内で初となる臨時災害放送局の訓練放送は同日9時から12時までの3時間を予定。周波数は79.5MHz、出力は10W、コールサインは「みはまちょうさいがいエフエム(御浜町災害FM)」で、放送エリアは訓練会場およびその周辺に限られる。
東海総合通信局が公表した内容は以下のとおり。
総務省東海総合通信局は、令和3年11月14日(日)に三重県御浜町で開催される「紀伊半島大水害10年防災訓練」において、三重県、御浜町、一般社団法人日本コミュニティ放送協会東海地区協議会、株式会社シー・ティー・ワイと連携し、臨時災害放送局(注)の開設訓練を実施します。また、併せて災害対策用移動電源車から、日本放送協会の非常用送信車両への電源供給訓練も実施します。
臨時災害放送局の開設訓練は当局と一般社団法人日本コミュニティ放送協会東海地区協議会との災害時における協定締結(令和3年3月10日(水))後、初めての共同訓練となります。
(注) 災害時に地方公共団体等が被災住民への情報伝達手段として、臨時に開設することができるFMラジオ放送局です。
1,訓練日時
令和3年11月14日(日)午前9時00分から12時00分まで
臨時災害放送局開設訓練(同日午前9時から9時15分まで)
放送訓練(同日午前9時30分から12時まで)
2.訓練場所
三重県御浜町 御浜中学校(南牟婁郡御浜町志原1737)
3.訓練内容
(1) 臨時災害放送局の開設訓練
ア.参加機関
御浜町、一般社団法人日本コミュニティ放送協会東海地区協議会、株式会社シー・ティー・ワイ、東海総合通信局
イ.開設訓練
御浜町が東海総合通信局から放送設備を借り受け、臨時災害放送局を開設する訓練を実施します。
《手順》
御浜町から東海総合通信局に、電話で臨時災害放送局の放送設備の借り受け及び免許を申請する。
東海総合通信局から御浜町に、電話で放送設備の貸与と臨時災害放送局を免許する旨を通知する。
東海総合通信局から一般社団法人日本コミュニティ放送協会東海地区協議会に、電話で臨時災害放送局による放送を行うために必要となる人員の派遣や必要となる機材の貸与等の支援を要請する。
御浜町は、一般社団法人日本コミュニティ放送協会東海地区協議会の協力を得て放送設備を訓練場所(御浜中学校駐車場)に設置して開設する。
ウ.放送訓練
訓練模様を模擬放送し、実際に住民の方に聴いていただき、感想を聴取します。
《手順》
御浜町は、一般社団法人日本コミュニティ放送協会東海地区協議会及び株式会社シー・ティー・ワイから人材派遣や機器の貸与等の協力を得て、パーソナリティによる訓練内容の紹介や住民の方の体験インタビュー等を交えながら訓練模様を放送します。
住民の方には実際に放送を聴いていただき、ご意見やご感想をアンケート形式で伺います。
放送は御浜中学校及びその周辺で住民の方がお持ちのFMラジオで聴取できます(周波数79.5MHz)。
(2)災害対策用移動電源車からの電源供給訓練
東海総合通信局は、災害時の情報通信確保のために地方公共団体等の要請により移動電源車や移動通信機器を貸与します。
訓練当日は、臨時災害放送局に電源を供給するほか、御浜中学校で防災訓練を実施する日本放送協会所有の非常用送信車両にも電源を供給する訓練を行います。
本体は電源、送信部、ミキサー、オーディオプロセッサなどで構成。キャスター付きで容易に運搬できる
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●関連リンク:
・東海総合通信局
紀伊半島大水害10年防災訓練における災害時情報伝達訓練の実施<三重県内初の「臨時災害放送局」の開設訓練を実施>
・三重県南牟婁郡御浜町
・臨時災害放送局(ウィキペディア)