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<受信報告期間は2022年3月31日 まで>佐賀・福岡県境の「はがね山標準電波送信所(JJY)」開局20周年記念ベリカード(受信確認証)発行 (2021/11/16 12:05:02)
電波時計の自動調整に利用されるなど、生活に欠かせない存在となっている日本標準時(JST)を伝える長波の「標準電波」(コールサインは「JJY」)。その送信所は、福島県田村市都路町にある「おおたかどや山標準電波送信所」(周波数40kHz/空中線電力50kW)と、佐賀県佐賀市/福岡県糸島市の県境にある「はがね山標準電波送信所」(周波数60kHz/空中線電力50kW)の2か所に設けられているが、このほど「はがね山標準電波送信所」が開局20周年(2001年10月1日開局)を迎えたのを記念し、2021年10月1日から2022年3月31日までの受信報告期間に限り、「20周年記念ベリカード」を発行することが同送信所を管理・運営する「国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)」が発表した。
今回発行している「はがね山標準電波送信所開局20周年記念」のベリカード(画像提供:マイクロ・パワー研究所)
国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)では開局5周年や10周年などの節目に記念カードを発行してきた経緯があり、もう1か所の「おおたかどや山標準電波送信所」1999年6月10日開局)も2019年に20周年も迎え、それを記念して2019年6月1日から同年12月31日までの受信報告期間に限り、「20周年記念ベリカード」が発行された( 2019年6月25日記事 )。
以前、おおたかどや山標準電波送信所開局20周年時の記念ベリカード発行に際して、「電波時計での受信報告を受け付けているか否か」をNICTに確認したところ、「記念カードの発行は、ほとんどの電波時計が周波数を特定することができないことから電波時計によるものは除かせていただいております。以前は発行していたと記事にはありますが、普段の受信報告についても今はお断りさせていただいております」との回答を得た。今回も電波時計による受信報告は対象外と明記されているので、十分注意してほしい。
なお、JJYはかつて短波帯でも送信され、古いタイプのHF受信機やアマチュア無線機では周波数の較正にも利用されていた。しかし、短波帯は2001年3月31日正午で終了し、現在は長波のみの送信となっている。
●はがね山標準電波送信所 (日本標準時(JST)グループライブラリーから)
※小さい画像はクリックすると拡大します。
以下、「はがね山標準電波送信所(JJY)」開局20周年記念ベリカード(受信確認証)発行の概要は以下のとおり。
●20周年記念カードの発行について
はがね山標準電波送信所は、今年20周年を迎えました。
長波帯60kHzの電波を送信し続けて20年間、非常に多くの皆様にご利用頂いてきたことは、喜ばしい限りです。
また、広く皆様から寄せられる受信報告も大きな励みになりました。
つきましては、20周年を記念して、以下の要領で記念カードを発行いたします。
受信期間 2021年10月1日から2022年3月31日まで
受信報告 期間中にはがね山標準電波送信所からの60kHz電波を
受信して、受信報告書をお送り下さい。(3月31日消印有効)
記念カードを発行します。
受信報告書要領
※カードの発送は、受信報告の到着後2か月以上後になる場合がありますのでご了承下さい。
「日本標準時グループパンフレット」から
↓この記事もチェック!
【追記:電波時計の受信報告はNG】<受信報告期間は2019年12月31日まで>福島県田村市「おおたかどや山標準電波送信所(JJY)」20周年記念ベリカード(受信確認証)発行
【写真で見る“JJY”】<250m高の傘型アンテナで長波40kHzを送信!!>JARL福島県支部、「NICT おおたかどや山標準電波送信所」見学会を開催
●関連リンク:
・20周年記念カードの発行について(NICT 日本標準時グループ)
・はがね山標準電波送信所(NICT 日本標準時グループ)
・はがね山標準電波送信所(ウィキペディア)
・JJY(ウィキペディア)
・ベリカード(ウィキペディア)