無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
RJ-450 受信感度低下 (2021/11/26 9:32:28)
RJ-450 正常に動作しているか点検の依頼です。
8チャンネル機です。
電源スイッチです。
SONY の無線機と同様にスタンバイ付きです。
受信感度が低下しているようです。
もう少し良くてもよい気がしますが、ポータブル機としてはこのくらいでしょうか。
工事現場での交通整理、登山時の前列・後列との連絡業務で使うには十分ですが、フリーライセンス無線として我々が使うには楽しめるレベルではないです。
分解。
オーナー様が気にされていた電池ケースの状態です。
サビも無くキレイでした。
基板を取出しました。
1枚基板です。
基板裏側の状況。
トランジスター、抵抗、コンデンサーなどはチップ型が使われています。
水晶発振子は金属ケースのものが使われています。
ひと通りチェックして、動作しているのを確認しました。
調整のみでOKのようです。
サービスガイドにはテストポイントが明記されていますが、基板にはその端子が無いので取り付けます。
端子を10箇所にハンダ付けです。
測定器に接続するためのダミーを作るように回路図が記載されています。
各ポイントで使うため、ジャンク基板の切れ端にて作りました。
・RXダミー
・TXダミー
・TXローディングダミー
順次、調整してゆきます。
37Mhz発振調整。
27Mhz MIX調整。
最大に調整、波形もキレイに整うようにします。
ジッターが見えますが、複数の山を重ねるように輝線を見て整えます。
このような用途ではアナログオシロでなくては無理です、並級のデジタルオシロでは微妙な加減はわかりません。
低下している受信感度を調整します。
SSGより少し強めの信号を受信します。
指定では4チャンネルで実施とのことです。
コイルを調整して、
感度が最大になるように調整しました。
このような用途にはアナログテスターが活躍します。 アナログ大活躍です。
受信感度、ー104dBmまで回復しました。
フリーライセンス無線では実用レベルです。
アンテナ次第ですが、レベルはあるということです。
10,695Mhz 発振調整。
変調がザラつき、良いレベルではない感じです。
原因がわからず難航しましたが、チップコンデンサーに割れがあるのを発見しました。
回路図ではこの場所です。
C94 0,047uF
ロットの違いでしょうか、本機は基板パターンが変更されていました。
回路図ではこの場所に記載されています。
回路図の場所にはC94が無く、丸印に変更されています。
取り外してみると割れています。
基板の左右にはちょうど良い穴が空いています。
基板の穴によりリードタイプの部品が使えそうなので、セラミックコンデンサーを取り付けました。
回路図からはパスコンなので影響はないと思いましたが、改善がありました。
0,047uF
変調が改善したところで、カスタマイズです。
マイクアンプ通過の経路にある電解コンデンサーをオーディオ用では定番のカスタムで、フィルムコンデンサーに交換しました。
フィルムコンデンサーを取り付けました。
AMらしい暖色かつ、シッカリとした変調となりました。
各ポイントで使うダミーにて送信の調整です。
自作のQRPパワーメーターです。
フルスケール1Wで、半分くらい。
製作参考
http://jr2jhg.livedoor.blog/archives/9411249.html
出力 0,5W
スプリアス、高調波が見えます。
マーカーポイントで測定すると、30Mhzでは ー65,27dBmです。
コンパクトで良い無線機です。
8チャンネル機です。
電源スイッチです。
SONY の無線機と同様にスタンバイ付きです。
受信感度が低下しているようです。
もう少し良くてもよい気がしますが、ポータブル機としてはこのくらいでしょうか。
工事現場での交通整理、登山時の前列・後列との連絡業務で使うには十分ですが、フリーライセンス無線として我々が使うには楽しめるレベルではないです。
分解。
オーナー様が気にされていた電池ケースの状態です。
サビも無くキレイでした。
基板を取出しました。
1枚基板です。
基板裏側の状況。
トランジスター、抵抗、コンデンサーなどはチップ型が使われています。
水晶発振子は金属ケースのものが使われています。
ひと通りチェックして、動作しているのを確認しました。
調整のみでOKのようです。
サービスガイドにはテストポイントが明記されていますが、基板にはその端子が無いので取り付けます。
端子を10箇所にハンダ付けです。
測定器に接続するためのダミーを作るように回路図が記載されています。
各ポイントで使うため、ジャンク基板の切れ端にて作りました。
・RXダミー
・TXダミー
・TXローディングダミー
順次、調整してゆきます。
37Mhz発振調整。
27Mhz MIX調整。
最大に調整、波形もキレイに整うようにします。
ジッターが見えますが、複数の山を重ねるように輝線を見て整えます。
このような用途ではアナログオシロでなくては無理です、並級のデジタルオシロでは微妙な加減はわかりません。
低下している受信感度を調整します。
SSGより少し強めの信号を受信します。
指定では4チャンネルで実施とのことです。
コイルを調整して、
感度が最大になるように調整しました。
このような用途にはアナログテスターが活躍します。 アナログ大活躍です。
受信感度、ー104dBmまで回復しました。
フリーライセンス無線では実用レベルです。
アンテナ次第ですが、レベルはあるということです。
10,695Mhz 発振調整。
変調がザラつき、良いレベルではない感じです。
原因がわからず難航しましたが、チップコンデンサーに割れがあるのを発見しました。
回路図ではこの場所です。
C94 0,047uF
ロットの違いでしょうか、本機は基板パターンが変更されていました。
回路図ではこの場所に記載されています。
回路図の場所にはC94が無く、丸印に変更されています。
取り外してみると割れています。
基板の左右にはちょうど良い穴が空いています。
基板の穴によりリードタイプの部品が使えそうなので、セラミックコンデンサーを取り付けました。
回路図からはパスコンなので影響はないと思いましたが、改善がありました。
0,047uF
変調が改善したところで、カスタマイズです。
マイクアンプ通過の経路にある電解コンデンサーをオーディオ用では定番のカスタムで、フィルムコンデンサーに交換しました。
フィルムコンデンサーを取り付けました。
AMらしい暖色かつ、シッカリとした変調となりました。
各ポイントで使うダミーにて送信の調整です。
自作のQRPパワーメーターです。
フルスケール1Wで、半分くらい。
製作参考
http://jr2jhg.livedoor.blog/archives/9411249.html
出力 0,5W
スプリアス、高調波が見えます。
マーカーポイントで測定すると、30Mhzでは ー65,27dBmです。
コンパクトで良い無線機です。
execution time : 0.017 sec