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ICB-770 受信できない (2021/11/26 9:46:32)
ICB-770 受信できないとのことでお預かりしました。
強めの信号を受信しても、
Sメーターは振れず、受信ができません。
分解して点検します。
部品点数は少なめにてシンプルです。
ハンダクラックなどを点検します。
水晶発振子は金属ケース入りのものが使われています。
発振を点検するも異状ありませんでした。
電解コンデンサーをオール交換しました。
銀マイグレーションが進んだトランジスターを交換しました。
2SC710は不良になることで有名なトランジスターで、足が真っ黒です。
トランジスターをオール交換しました。
検波ダイオードを交換しました。
電源を入れてしばらくは良いのですが、受信感度が低下する症状が再発しました。
信号を追いかけてゆくと、フィルターでストップしていることが分かりました。
フィルターの手前までは信号がきています。
フィルターの後では信号が全く出てきません。
SSGより455Khzの信号を入れてみたところ復調が有り、明らかにフィルターがNGです。
回路図ではここです。
ムラタのセラミックフィルターがNGです。
10,7Mhz
交換用のセラミックフィルターです。
受信感度が回復しました。
各コイルを感度が最大になるように調整しました。
受信感度。
ー109dBm
トランジスターの交換により、Sメーターの振れ方が変化しました。
最大受信にしてもSメーターが5で止まってしまいます。
Sメーターの振れはQ5 2SC710 のエミッタ電圧によります。
Q5のトランジスターを2SC1815に交換したところ、エミッタ電圧が変わったのが原因です。
R12とR16のベースバイアス量を変えてみました。
結果は、バイアスのR16は変えないほうが良いことがわかりました。
R12をVRのタイプに交換しました。
メーター0点の調整において、持ち上がり方がどうなるかバイアスR16とのバランスを試行錯誤した結果、R16は交換しないほうが良いこととなったのです。
元々のトランジスター2SC710のhfeは300ほどで、手持ちのあった2SC828 hfe250と交換してみましたがバランスは良くありませんでした。
現在は2SC1815 hfe500が付いています(ECBの違いで取付方向は逆向きです)。
カスタマイズです。
マイクアンプの信号経路のコンデンサーをオーディオ用に交換しました。
オーディオ用コンデンサー MUSE
ポリエステルフィルムコンデンサー
いちだんと良い変調です。
Sメーターの照明をLED化しました。
点灯確認。
周波数。
27,144Mhz
ロッドアンテナを伸ばした状態にて出力最大に調整しました。
出力。
ピーク時0,5W以上です。
スプリアス良好。
電池ふた、スポンジがボロボロです。
ボロボロと無線機の内部に落ちてしまうので剥がしました。
現行の新機種にも負けない無線機です。
お楽しみください。
強めの信号を受信しても、
Sメーターは振れず、受信ができません。
分解して点検します。
部品点数は少なめにてシンプルです。
ハンダクラックなどを点検します。
水晶発振子は金属ケース入りのものが使われています。
発振を点検するも異状ありませんでした。
電解コンデンサーをオール交換しました。
銀マイグレーションが進んだトランジスターを交換しました。
2SC710は不良になることで有名なトランジスターで、足が真っ黒です。
トランジスターをオール交換しました。
検波ダイオードを交換しました。
電源を入れてしばらくは良いのですが、受信感度が低下する症状が再発しました。
信号を追いかけてゆくと、フィルターでストップしていることが分かりました。
フィルターの手前までは信号がきています。
フィルターの後では信号が全く出てきません。
SSGより455Khzの信号を入れてみたところ復調が有り、明らかにフィルターがNGです。
回路図ではここです。
ムラタのセラミックフィルターがNGです。
10,7Mhz
交換用のセラミックフィルターです。
受信感度が回復しました。
各コイルを感度が最大になるように調整しました。
受信感度。
ー109dBm
トランジスターの交換により、Sメーターの振れ方が変化しました。
最大受信にしてもSメーターが5で止まってしまいます。
Sメーターの振れはQ5 2SC710 のエミッタ電圧によります。
Q5のトランジスターを2SC1815に交換したところ、エミッタ電圧が変わったのが原因です。
R12とR16のベースバイアス量を変えてみました。
結果は、バイアスのR16は変えないほうが良いことがわかりました。
R12をVRのタイプに交換しました。
メーター0点の調整において、持ち上がり方がどうなるかバイアスR16とのバランスを試行錯誤した結果、R16は交換しないほうが良いこととなったのです。
元々のトランジスター2SC710のhfeは300ほどで、手持ちのあった2SC828 hfe250と交換してみましたがバランスは良くありませんでした。
現在は2SC1815 hfe500が付いています(ECBの違いで取付方向は逆向きです)。
カスタマイズです。
マイクアンプの信号経路のコンデンサーをオーディオ用に交換しました。
オーディオ用コンデンサー MUSE
ポリエステルフィルムコンデンサー
いちだんと良い変調です。
Sメーターの照明をLED化しました。
点灯確認。
周波数。
27,144Mhz
ロッドアンテナを伸ばした状態にて出力最大に調整しました。
出力。
ピーク時0,5W以上です。
スプリアス良好。
電池ふた、スポンジがボロボロです。
ボロボロと無線機の内部に落ちてしまうので剥がしました。
現行の新機種にも負けない無線機です。
お楽しみください。
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