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<4年ぶりにアマチュア局の減少数▲500局/月を下回る>総務省が2021年10月末のアマチュア局数を公表、前月より468局少ない38万1,569局 (2021/12/2 18:00:50)
2021年12月2日、総務省は2021年10月末のアマチュア無線局数を公表した。それによると前回の2021年9月末のデータから1か月間で468局減少し、381,569局となった。対前月比で▲500局を下回るのは、2017年11月末のデータ以来、4年ぶりとなる。一方、一部有効期限の残っている局を除き2015年11月末で使用期限を迎えた「パーソナル無線」は、2021年10月末の時点で2局が免許登録している。この1か月の間に廃局はなかったと思わる。なお最後の1局となるのは、免許期間が一番長い「2021(令和3)年12月19日まで」なので、この日をもって「パーソナル無線」は完全に消滅することになる。
対前月比でのアマチュア局の減少数推移を見ると、今回公表された10月末のデータは▲469局で減少数が着実に鈍化していることがわかる。対前月比で▲500局を下回るのは、2017年11月末のデータ以来、4年ぶりのことだ
アマチュア局は、1995年3月末に過去最高の136万4,316局を記録したピークから増減を繰り返し、ピーク後に最高となった2016年3月末の43万6,389局から、現在も“ピーク後最低局数”を更新し続けている。ピーク後に最高となった43万6,389局から67か月間で54,820局減少した。
アマチュア局登録の多いエリア順に並べると、1エリア(関東管内)は11万局以上の登録があるが、2番目は2エリア(東海管内)で3位が3エリア(近畿管内)、そして4位には7エリア(東北管内)、5位は8エリア(北海道管内)、6位は6エリア(九州管内)と続く
●2021年10月末、アマチュア局の各エリア(管内)局数内訳
・1エリア(関東管内): 111,872局(111,838局)
・2エリア(東海管内): 48,881局(48,862局)
・3エリア(近畿管内): 46,065局(46,105局)
・4アリア(中国管内): 23,101局(23,195局)
・5エリア(四国管内): 17,608局(17,633局)
・6エリア(九州管内): 31,717局(31,843局)
・7エリア(東北管内): 40,287局(40,383局)
・8エリア(北海道管内):35,013局(35,078局)
・9エリア(北陸管内): 9,266局(9,308局)
・0エリア(信越管内): 15,564局(15,596局)
・6エリア(沖縄管内): 2,195局(2,196局)
※カッコ内の数字は2021年9月末の局数を表す
2013年4月末から2019年9月末までのアマチュア局数の推移。ピーク後に最高となった2016年3月末の43万6,389局から、2017年12月末を堺にして減少スピードが加速しだしているが、「東日本大震災」による開局ブーム!?から5年経過したタイミングに一致するのではないだろうか
なお、沖縄総合通信事務所管内のパーソナル無線局は2020年7月末のデータから0局、北陸総合通信局管内のパーソナル無線局は2020年12月末のデータから0局、四国総合通信局管内のパーソナル無線局は2021年6月末のデータから0局、近畿総合通信局管内のパーソナル無線局は2021年7月末のデータから0局、中国総合通信局管内と北海道総合通信局のパーソナル無線局は2021年8月末のデータから0局、九州総合通信局管内、東北総合通信局管内、信越総合通信局管内のパーソナル無線局は2021年10月末のデータから0局となり、それぞれの管内からパーソナル無線局は消滅している。
●2021年10月末、パーソナル無線局の各管内局数内訳
・関東管内: 1局(1局)
・東海管内: 1局(1局)
・近畿管内: 0局(0局)
・中国管内: 0局(0局)
・四国管内: 0局(0局)
・九州管内: 0局(1局)
・東北管内: 0局(1局)
・北海道管内: 0局(0局)
・北陸管内: 0局(0局)
・信越管内: 0局(2局)
・沖縄管内: 0局(0局)
※カッコ内の数字は2021年9月末の局数を表す
●関連リンク:
・無線局統計情報(総務省)
・残数6:パーソナル無線(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・Internet
Explorer上でExcelファイルを開いた場合に発生する事象について(総務省)
・東日本大震災(ウィキペディア)