無線ブログ集
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FT-1000MP MARK-V 修理 その2 (2021/12/4 20:44:53)
FT-1000MP MARK-V の修理の続きです。
RF UNITの途中から信号を入れると、元気良くSメーターを振らせて受信しているのが
分かった所で、ふと目を向けるとアレスターがスパークしたように見えます。
ん?
「自爆」だとしたら、ここのアレスターはスパークしないはず。
だとすると、ゲゲッ 雷だ!
さらに調べて行くと、その後の回路に入っている放電電圧の低いアレスターは炸裂していました。
このアレスターの前にリードリレーがありますので、接点が融着している可能性があります。
なるほど、それでRFユニットまで到達してダイオードが割れていたんだ。
でも、前回試験したRF UNITの途中にSGから信号を入れてやると、感度が良い事から
近所に落雷があって、その「おこぼれ」を頂戴した程度だと考えられます。
以前見た落雷の無線機は、基板が黒焦げでかなり焼損していましたので
この無線機はまだましな方でしょう。
「自爆」と「雷」では壊れる部分が違ってきますので、雷様が通過したものとして
修理を進めて行きましょうか。
アレスターは普段は関係ない部分ですので、不良のアレスターは取り外して、とりあえずリアパネルのアンテナ端子から
信号を入れて、ちゃんと受信できるようにする所から始めて行きます。
この無線機に電源が入っていた時にやられたのか、電源を落としている時に
やられたのか、前オーナーから聞ける訳では無いので、両方をのケースを考えながら
修理を進めます。
まずはリードリレーを点検します。
下の画像は炸裂したアレスターがまだ実装されている画像です。
炸裂して基板に煙?が付着したのかアレスターの周りは真っ白になっています。
リレーの接点は絶望的....
このリレーを外して、単体で点検します。
ONさせると接点が導通しますが、OFFでも抵抗値が無限大になりません。
接点融着が疑われますので交換したいのですが、同じリレーは入手出来そうにもありませんので
データシート片手に入手出来そうで、実装出来そうなリレーを探します。
重要ポイントは、応答速度です。CWのフルブレークインを考慮しjなくてはなりません。
選定を誤って、「自爆」させるといけませんから......
不具合の状態を調べたいので、外したリレーを分解してみます。
心臓部の接点部分を取り外そうとすると、割れて分解してしまっています。
話は前後しますが、このリレーが載っている、TUNER-MAIN UNITは外すのが大変。これを修理した後に
元に戻すことを考えたら憂鬱です.....
下側のTUNER-CNTL UNITの基板のバリコン 2個から電線が伸びて、この基板に貫通しているのですが
その穴が小さいので、今までの電線4本がうまく貫通するわけがありません。
それに同軸が短いからコネクタに挿すのがさあ大変!
やった事のある方なら、ああ、あれね。そうそう大変なんだよねって言われるでしょう。
滅多に見る事の無い基板(TUNER CNTL UNIT) ですので、1枚載せておきます。
TUNER-MAIN UNITの修理が終わったので、元に戻します。
そのままの電線では4本の電線をうまく貫通させることが出来ませんでしたので
電線を交換して貫通にトライです。
ここで電線を同じ長さにすると、貫通させにくいので、長さを変えて半田付けします。
うまく元に戻せましたので、次はいよいよ問題のRF UNITと参ります。
今回も長文となりましたので、この続きはまた次回。
引っ張るなー!
RF UNITの途中から信号を入れると、元気良くSメーターを振らせて受信しているのが
分かった所で、ふと目を向けるとアレスターがスパークしたように見えます。
ん?
「自爆」だとしたら、ここのアレスターはスパークしないはず。
だとすると、ゲゲッ 雷だ!
さらに調べて行くと、その後の回路に入っている放電電圧の低いアレスターは炸裂していました。
このアレスターの前にリードリレーがありますので、接点が融着している可能性があります。
なるほど、それでRFユニットまで到達してダイオードが割れていたんだ。
でも、前回試験したRF UNITの途中にSGから信号を入れてやると、感度が良い事から
近所に落雷があって、その「おこぼれ」を頂戴した程度だと考えられます。
以前見た落雷の無線機は、基板が黒焦げでかなり焼損していましたので
この無線機はまだましな方でしょう。
「自爆」と「雷」では壊れる部分が違ってきますので、雷様が通過したものとして
修理を進めて行きましょうか。
アレスターは普段は関係ない部分ですので、不良のアレスターは取り外して、とりあえずリアパネルのアンテナ端子から
信号を入れて、ちゃんと受信できるようにする所から始めて行きます。
この無線機に電源が入っていた時にやられたのか、電源を落としている時に
やられたのか、前オーナーから聞ける訳では無いので、両方をのケースを考えながら
修理を進めます。
まずはリードリレーを点検します。
下の画像は炸裂したアレスターがまだ実装されている画像です。
炸裂して基板に煙?が付着したのかアレスターの周りは真っ白になっています。
リレーの接点は絶望的....
このリレーを外して、単体で点検します。
ONさせると接点が導通しますが、OFFでも抵抗値が無限大になりません。
接点融着が疑われますので交換したいのですが、同じリレーは入手出来そうにもありませんので
データシート片手に入手出来そうで、実装出来そうなリレーを探します。
重要ポイントは、応答速度です。CWのフルブレークインを考慮しjなくてはなりません。
選定を誤って、「自爆」させるといけませんから......
不具合の状態を調べたいので、外したリレーを分解してみます。
心臓部の接点部分を取り外そうとすると、割れて分解してしまっています。
話は前後しますが、このリレーが載っている、TUNER-MAIN UNITは外すのが大変。これを修理した後に
元に戻すことを考えたら憂鬱です.....
下側のTUNER-CNTL UNITの基板のバリコン 2個から電線が伸びて、この基板に貫通しているのですが
その穴が小さいので、今までの電線4本がうまく貫通するわけがありません。
それに同軸が短いからコネクタに挿すのがさあ大変!
やった事のある方なら、ああ、あれね。そうそう大変なんだよねって言われるでしょう。
滅多に見る事の無い基板(TUNER CNTL UNIT) ですので、1枚載せておきます。
TUNER-MAIN UNITの修理が終わったので、元に戻します。
そのままの電線では4本の電線をうまく貫通させることが出来ませんでしたので
電線を交換して貫通にトライです。
ここで電線を同じ長さにすると、貫通させにくいので、長さを変えて半田付けします。
うまく元に戻せましたので、次はいよいよ問題のRF UNITと参ります。
今回も長文となりましたので、この続きはまた次回。
引っ張るなー!
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