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feed RFワールドNo.56 頒布基板の製作アドバイス(その1)PLLユニット (2021/12/13 9:32:04)
第一ロットの頒布基板の発送を先日完了しました。郵便の送付履歴をみるとすべて配送完了となっていますのでお手元に届いているかと思います。(次は、11月末が第2ロットの申し込み締め切りですので、まとめて12月中旬くらいに発送予定です)

初心者の方を対象にして製作なのでトラブルも多いかと思いますが、なんとか成功して頂きたいので極力情報を発信したいと思います。

手順としては、まずは、PLLユニットを製作して、 遊び方動画① ができるかやってみましょう。これが完成できるとプログラムの書き込みや、基本的な製作環境が整ったことになりますので、今後のアナライザや受信機の完成の確率が高くなります。

なお、基板は頒布基板を購入しなくても原寸パターンが 無償ダウンロード できます。パターンは片面基板で設計していますので感光基板で製作したり、アセトンやアイロンでパターン転写してご自分でエッチングして製作も可能です。(基板作成方法は、RFワールド No.55に記載)


1.PLLユニットの主要部品の調達について(参考情報)
私が調達した実績のある部品購入先です。(あくまでも参考です。ここから購入しなければならないということではありません。もし、購入してトラブルになったとしても自己責任でお願いします)

●マイコン( アリエキスプレス)

Arduino用ミニatmega328pproミニ328,3.3v,8mhzを指定すること。

https://ja.aliexpress.com/item/4000321145570.html?spm=a2g0s.9042311.0.0.27424c4dI4JC56


●PLL(秋月電子通商) →これは代替はありません。これを買ってください 
3ch出力プログラマブル周波数ジェネレーターモジュール [AE-Si5351A-B]
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-10679/


●SMAコネクタ( アリエキスプレス)

10個1.6 smaメスジャックはんだ付けナットエッジpcbクリップストレートマウント金メッキrfコネクタレセプタクルはんだ



●接続ケーブルSMA

アリエキスプレス
いろいろ長さがありますので、ご希望のものを指定してください


●3端子レギュレーターIC→ Aitendoは在庫切れのようですので、以下ご参考。
アリエキスプレス

20 個 AMS1117 AMS1117-3.3Vを指定



●電源コネクタ
アリエキスプレス
ケーブル付き電源コネクタ →実際に使っているものと異なりますが、自分でコネクタのプラグ側を作るのが難しいので初心者の方は、これが楽だと思います。ただし、コネクタの方向が垂直なので重ねたときに使いづらい可能性があり、プラグ側の電源極性が逆にならないように取り付けに注意してください

水平取り付けL型のコネクタは、 こちら


●ロータリーエンコーダー
アリエキスプレス
軸の長さと形状の指定があります。つまみに合わせて指定してください。Plumはギザギザの軸で、Halfは半円形上です。軸の長さは、普通に使うのであれば15mmがよいと思います。

10個ハーフ/プラム軸ロータリーエンコーダ、ハンドル長15mm/20mmコードスイッチ/ec11/スイッチ付きデジタルポテンショメータ5ピン|Integrated Circuits| - AliExpress





2.組み立て方
①最初に背の低いSMD部品から取り付けます。SMDのはんだ付けが初めてという方は最初に練習をしてからおこなってください。また、RFワールドNO.55を参照してください。

チップコンデンサ→3端子レギュレーターをはんだ付け

②必ず、秋月のSi5351モジュールをマイコンより先に取り付けてください。逆だと取り付けが難しくなります

Si5351,マイコンはモジュールに付属のピンヘッダを先にはんだ付け後、頒布基板のパターンに合うように足の先をラジオペンチなどで90度にまげて取り付けてください。
(穴がないのは、基板を自分でエッチングして製作する方が作りやすいように片面、穴なしで基板設計したためです。ご理解ください)
IMG_0388


★マイコンにL型のピンヘッダが付属されていれば、そのまま使えます(TNX JA2NKDさん)
FFB83OtaIAAXTMJ


③マイコンは、先にプログラム書き込み用のピンヘッダ(写真下の右側)とI2Cのピンヘッダ(28,29番ピン)を半田付けしておきます。このときにパソコンからのプログラム書き込みに使うUSBーシリアルアダプターの電源電圧がボードに加わらないようにVCCピンをカットしておきます(写真参照)シリアルアダプタからの電圧が3.3Vになっていればカット不要ですが、不明なときはカットしておいた方が安全です)
IMG_0389

また、頒布基板とマイコンのI2C端子(SDA,SCL)の配線を行います(上の写真のオレンジと黄色の配線です。そのほかの配線は後の追加ボード接続時に使用するので今回は不要です)。

③電源コネクタ(方向に注意。プラグの赤色線がプラスになるようにする)、SMAコネクタの取り付けを行います。完了したらショートしていないかテスターで確認しておきましょう。

④完成です。
写真7.1.8_PLLユニット



★製作された方で、マイコンでnanoを使われている方もおられましたので紹介します。これであればUSBシリアル変換器は不要でいいですね。

遅ればせながら・・・。

RFワールドNo.56の頒布基板のうち、
PLLユニットが完成しました。
ArduinoはNanoを使っています。

100MHzで発振させていますが、
RFワールド誌の内容通り、高調波が
ずらり出ていますね。 pic.twitter.com/Q8VZuPeY8Y

— hobio5 (@jr3rdh) November 30, 2021



●基板頒布について(基板7種類セット。自作の普及を目的に原価で頒布していますのでご利用ください。2021年11月30日締め切りでしたが、12月末まで追加申し込み可能となりました): https://www.rf-world.com/x/RFW56DLS/RFW56PEF/index.htm#STATUS
★基板を購入しなくても片面基板で設計しているのでパターン図をダウンロードして自分でエッチングして基板を作成できます。

●RFワールド No.56目次
https://www.rf-world.jp/bn/RFW56/RFW56A.shtml
●ソフトウェアなどのダウンロード(無償):
https://www.rf-world.jp/bn/RFW56/RFW56F.shtml




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