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<11月28日に開催>やまがた県南アマチュア無線クラブ主催「米沢アマチュア無線フォーラム」の模様 (2021/12/15 10:30:07)
山形県のJARL登録クラブである「やまがた県南アマチュア無線クラブ」は、2021年11月28日に米沢市の置賜総合文化センターで「米沢アマチュア無線フォーラム」を開催し( 11月22日付けの募集記事参照 )、事前登録した11名が参加した。同クラブから当日のリポートが届いたので紹介しよう。
やまがた県南アマチュア無線クラブから届いた、開催報告を紹介する。
★「米沢アマチュア無線フォーラム」を開催しました
やまがた県南アマチュア無線クラブ(JARL登録05-1-18)は、アマチュア無線に関する活動紹介・実践発表の場、情報交換・技術交流の機会として、11月28日(日) 山形県米沢市の置賜総合文化センターを会場に「米沢アマチュア無線フォーラム」を開催しました。その概要を紹介します。
当日は、OM、新人ハム、再開局希望者、資格取得予定者など県内から11名が来場し、久しぶりにアマチュア無線のイベントを楽しみました。初めに主催者を代表して、クラブ会長の澁谷信行(JE7MNS)が「コロナ禍により、アマチュア無線に関わるイベントや行事が軒並み中止あるいはオンライン開催を余儀なくされたが、感染状況がようやく落ち着き開催にこぎつけることができました。参加していただき感謝します。楽しんでいってください」と挨拶しました。
次に、オンライン講演として「IC-705の概要と実運用について」をテーマにアイコム株式会社の高岡奈端氏(JK3AZL)が人気の無線機 IC-705の概要と特徴を説明した後、実際に運用するためのノウハウを、寄せられた質問や相談内容を基に紹介しました。さらにFT8やD-STAR機能についても解説し、参加者の皆さんは大変興味深く聴講している様子でした。質問として、RFダイレクト・サンプリング方式のIC-7300との違いやサンプリング周波数に関するものが出されました(アイコムのご厚意により、当日は会場内に実機を展示)。
続いて当クラブによる活動事例の発表に移り、「5.6GHz-ATVの製作と通信実験」をJH7PEGが製作や野外通信実験の様子を動画で紹介した後、アンテナの種類による通信距離を比較した実験結果を紹介しました。会場内にクラブ員が製作した機材が展示され、ATVの実演も行われました。
さらにJF7EITが「東北初の体験局8J7YAAの取組みの紹介」について、地元ケーブルテレビ局のニュース映像を交えながら体験教室の運営を発表、次いでJE7MNSが体験局の立会指導についてデモ交信を実演しながら発表しました。この時の体験者は資格取得予定の高校生が務めました。
技術講話として「やさしい《dB》の話」をJE7ROYが、どんな単位なのか、計算法、dBと倍率との換算等を説明し、応用としてアンテナの利得について解説しました。また、当日会場に立ち寄ったJH8CLC 小野寺俊也氏(CQ ham radio誌「記念局information担当」)が、「最近の記念局の動向」と題し、記念局に関する最新情報を紹介しました。
最後に無線雑誌の特製ボールペンやUSBグッズなどの争奪ジャンケン大会があり、さらにアイコムからご提供いただいたLEDキーホルダーが全員にプレゼントされました。
当クラブのイベント担当・佐藤徳昭(JF7EIT)は「このイベントを今後も継続していきたい。そのためにも活動実践を発表していただける方を募集しています。みんなで協力しながら楽しいイベントを作っていきましょう! 来年も11月に開催を予定しています。多くの方々のご来場をお待ちしています。」と呼びかけています。